劇場公開日 2010年9月25日

「稲垣吾郎がサイコパスな明石領主を演じている。恐ろしくおぞましい描写がある。 たくさんの映画を見てきたが、この映画のシーンは本当にむごかった。」十三人の刺客 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0稲垣吾郎がサイコパスな明石領主を演じている。恐ろしくおぞましい描写がある。 たくさんの映画を見てきたが、この映画のシーンは本当にむごかった。

2023年7月9日
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鑑賞方法:VOD

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動画配信で映画「十三人の刺客」を見た。

劇場公開日:2010年9月25日

2010年製作/141分/PG12/日本
配給:東宝

役所広司
山田孝之
伊勢谷友介
沢村一樹
古田新太
高岡蒼佑
六角精児
窪田正孝
伊原剛志
松方弘樹
吹石一恵
谷村美月
斎藤工
神楽坂恵
内野聖陽
光石研
岸部一徳
平幹二朗
松本幸四郎(松本白鸚)
稲垣吾郎
市村正親
三池崇史監督

この話が史実かどうかはわからない。

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斉宣が参勤交代で尾張藩領(当時の藩主は斉宣の異母兄にあたる斉荘)を通過中、3歳の幼児が行列を横切った。斉宣の家臣たちはこの幼児を捕らえて宿泊先の本陣へ連行した。

村民たちは斉宣の許へ押し寄せて助命を乞うたが許されず、この幼児は処刑された。この処置に激怒した尾張藩は、御三家筆頭の面子にかけて、今後は明石藩主の尾張領内通行を認めないと通告するに至った。

このため以降明石藩は、尾張領内においては行列を立てず、藩士たちは脇差し1本のみ帯び、農民や町人に変装して通行したという。

上記は同時代の肥前平戸藩主・松浦静山が随筆『甲子夜話』で記すところによるものであるが、尾張、明石両藩、街道沿いの地域の歴史記録や公文書で、この事件に関するものは現在に至るまで発見されていない[2]。

また三田村鳶魚は随筆『帝国大学赤門由来』において、幼児の父親である猟師の源内が鉄砲で斉宣を射殺したと記述しているが[3]、こちらも根拠のある話ではない。

この巷談はのちに映画『十三人の刺客』として翻案された。映画での明石藩主は「将軍家の弟の松平斉韶(斉宣の先代藩主と同名)」とされたが、後に発表された小説化作品では斉宣となっている。

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稲垣吾郎がサイコパスな明石領主を演じている。

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サイコパスとは、「感情の一部が欠如している」という点において特筆される精神病質者のこと。 自分以外の人間に対する「愛情」「思いやり」などの感情が著しく欠けており、そのためにきわめて自己中心的に振る舞う傾向にある。 また、道徳観念や倫理観、あるいは恐怖などの感情もきわめて乏しい傾向にある。

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江戸時代末期、罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主。

明石藩江戸家老・間宮が切腹自害するが藩主は間宮家の人たちをみなごろしにした。

恐ろしくおぞましい描写がある。
たくさんの映画を見てきたが、この映画のシーンは本当にむごかった。

これを許せぬという人たちが集結し、明石藩主の命を取ろうとする話。

鬼籍に入った松方弘樹が懐かしい。

集まった有志十三人に対し明石藩方は200人。

役所広司、山田孝之たち十三人の刺客たちは奮闘したが、
明石藩主がどうなったのかはここでは書かないでおこう。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック