劇場公開日 2008年8月23日

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「「SW」であって、「SW」でない?」スター・ウォーズ クローン・ウォーズ ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「SW」であって、「SW」でない?

2008年9月22日

笑える

楽しい

単純

DVDや各種グッズをついつい購入してしまう「スター・ウォーズ」ファンとしては、映画シリーズで描かれなかったエピソードを補足する、このアニメシリーズの存在は単純に嬉しい。例えば、無鉄砲で鼻っ柱の強いアナキンが、強制的に押し付けられたパダワンのアソーカとの交流を通して成長していく様は、観ていて微笑ましいし、旧3部作におけるルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービの関係を想起させて楽しい。

 でも、作品自体はそこそこ楽しかったのだけれども、その一方で「これはSWであって、SWでないなぁ」と思ったのも事実。例えば、版権の関係なのか、ジョン・ウィリアムズの「SW」のテーマ曲は微妙にアレンジされ別バージョンになっているし、「SW」シリーズでお約束の、オープニングロールでのストーリーの説明がないから、違和感を感じてしまった。

 まあでも、「SW」の世界観が好きな人なら楽しめるでしょう。なお、1点だけ不安なのは、この後のシリーズを日本で観ることができるのだろうか?という点。おそらく劇場公開はもうないだろうし、噂によると、「SW」TVシリーズ放映の権利をどこも買ってないらしいので。。ファンとしては、やっぱり続きが気になって仕方がない(笑)。

ダース平太