劇場公開日 2008年11月1日

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「渡辺美里の「My Revolution」がメインで、久保田、米米、佐野元春、プリプリ・・・と、バブル期のJ-POPオンパレードだったが、バブルガム・ブラザーズの曲は登場しない。」ハンサム★スーツ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0渡辺美里の「My Revolution」がメインで、久保田、米米、佐野元春、プリプリ・・・と、バブル期のJ-POPオンパレードだったが、バブルガム・ブラザーズの曲は登場しない。

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 久しぶりの映画鑑賞。他にも観なくてはと思いつつ、なまった映画心を復活させるには元気の出る一本をと期待しての選択です。洋服の青山が特別協賛として名を連ね、過剰なまでに目立っているのですが、一体いくらほど援助してるのでしょうか・・・普段から半額スーツしか買わない小市民には見当もつきません。そんな映画に主演のドランクドラゴン塚地。彼は過去に『キサラギ』でも青山へ礼服を買いに行っているし・・・

 ブサイクが特殊なスーツを着ることによってハンサムに変身する。差別用語と同じで、“ブサイク”とか“ブス”という言葉があまりいいイメージがないことで反発を買うおそれもあるけど、脚本家の鈴木おさむが森三中の大島美幸(本江役で出演)の夫であるとを知ると、やっぱり外見より中身が大切だというテーマにも深みが出てくるものだ。このことはもっと宣伝したほうがいいんでしょうね。また、朗らかな塚地のキャラといい、なぜだか嫌みの感じられない谷原章介のキャラといい、キャスティングも功を奏していて、普通に楽しめるコメディに仕上がってました。

 問題があるとすれば、オチが誰にでも読めてしまう点。そのためか、前半の笑いのテンションが後半になると失速し、二度と脱げなくなるという設定も緊迫感に欠けていたこと。とは言いつつ、実はオチは逆パターンを想像してしまった。スーツが熱に弱いのなら厨房に立っただけでもヤバいだろうという理由で・・・そりゃ反則スーツだろ!と文句をつけたくなりました。

 中条きよしと温水洋一、それに石○、デー○等々、意外な人物がゲスト出演してるので、ほどよく笑わせていただきました(もし三浦友和があの場面で登場してたら大爆笑だったと思う)。男目線で見ると、やっぱり北川景子にキュンっとなってしまう。こんなに魅力ある子だっけ?と、今まで気付かなかった自分を恥じた。

kossy