「全世界を巻き込んだ壮大な「ごっこ遊び」」20世紀少年 だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
全世界を巻き込んだ壮大な「ごっこ遊び」
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浦沢直樹原作の漫画の実写映画化作品です。
少年時代。原っぱに【秘密基地】を作り、「悪の組織が20世紀の終わりに世界征服する」という内容の「よげんのしょ」を作って遊んでいた、主人公ケンジ。
1997年。「ロックで世界を変える」と思っていたケンジは、夢をあきらめ、コンビニの店長をしていました。
【ともだち】と呼ばれる教祖に率いられた新興宗教に絡んだ事件が、突然、ケンジ達「原っぱの仲間」の身に降りかかります。
【ともだち】が掲げる新興宗教のマークが、ケンジ達が少年時代に考えたマークと同じ。
そして、「よげんのしょ」とそっくりな【ともだち】の計画。
果たして、【ともだち】とは、誰なのか?
ケンジは世界を救えるのでしょうか?
原作は全22巻の漫画。それを3部作で実写映画化した作品です。
その第1章である今作は、壮大な物語を2時間22分に詰め込んでいるので、かなり展開が速いです。
しかも、登場人物が多いので、話がこんがらがりそうになるんですけど、実際はそんなこともなく、思っていたよりも判り易かったですね。
ケンジ達は、僕よりも少し年代が上なんですけど、少年時代の場面では共感できる部分が多くて、意外に感情移入できました。
逆に10代~20歳前後の若い世代には判り辛いのかな?と思ったりもしました。
原作を知っている人も、知らない人も、どちらでも楽しめる娯楽作品だと思います。
あ、ちなみに僕は原作の漫画は読んだことがありません。あしからず。
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