20世紀少年のレビュー・感想・評価
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ここから長い耐久戦が始まる
子供の頃、金ローで放送していて怖くて、意味が分からなくて、でもどこか気になる作品でした。
まさか3部作もあるとは思わなんだ…笑
ひとりの思想が国家を転覆させるまでを描いた超大作だったな。
なんというか全体的にファンタジー路線なのに、妙な気持ち悪さがある。
勝手に日常に浸食されていく生暖かい恐怖。
政治に宗教が絡むように、いたるところにその入り口はあって、簡単に飲み込まれていく様子が怖かった。
人はいつの日も超人的パワーの前には跪いてしまうもので、ある種人間の限界や肯定感の低さから生まれる集合的意識が気持ち悪い。
まあ何だろう、男の子趣味な映画だなと言う印象。
上映時間も込みで恐らく二回目はないのよ。本当に三部作の序章としてでしかない。
難しい原作の世界観を忠実に映像化!
一応、原作は読破済。映画が公開される前から読んでいました。
実写映画化のニュースを聞いた当時の感想は「無理でしょ!?」。そもそもピッタリ合う役者がいなければ、独特の世界観を実写で描くのは厳しいものがあります。
ところが、蓋を開けてみれば原作に忠実。独特の世界観も、しっかり描かれていました。プロはやっぱり凄い!出演者もピッタリ。「コミックからそのまま飛び出た」という表現は、言い過ぎではありません。
3部作の第1作。原作は未読だけど、どうやら忠実に再現されているよう...
3部作の第1作。原作は未読だけど、どうやら忠実に再現されているようですね。
小学生の頃遊びで記したよげんの書が、大人になり、現実になってしまう。大人になったケンヂたちが世界を救うべく立ち向かうというお話。
スケールも大きく、キャストも豪華。
楽しめました。
原作未読です。
不思議な映画。あまり考えずに観た記憶が。。。
堤監督は世紀末的な映像の描き方が同じに見えるのが、ちょっと気にはなるけど、嫌いじゃない。
全体の演技とか雰囲気とかはなんか統一してるけど、お芝居してます!が、わざとなのかもわかりづらくて、評価し辛い。
映像が暗くて観づらいのは本当。
グーテンタークと偶然だよ
ストーリーはともかく、小ネタが美味し過ぎる上に、主人公ケンヂたちと同年代であるため、懐かしさいっぱいでの鑑賞となりました。60年代の研ナオコの駄菓子屋やウルティモマンもそうだけど、基本となる彼らの秘密基地!それにアポロ月面着陸やウッドストック・コンサートなど、時代を象徴していました。 20世紀末にしても、オウム真理教からヒントを得たカルト集団など世紀末思想に支配されていた若者像など、「ああいう奴もいたな~」などと懐かしく思えるほどでした。
テーマ曲はTレックスの「20th Century Boy」。そのリーダーでもあるマーク・ボランは29歳という若さで他界しているが、ケンヂ(唐沢寿明)の言葉にもあるようにジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックスといったロッカーたちは皆27歳で亡くなっているのだ。27歳で死ななければロッカーじゃないという焦燥感にも似たロックの憧れも、音楽を捨ててから「年をとっても続けているロッカーがいる」という考えに変わる伏線もなかなか良かった(ただし、オッチョが教えたという事実は時間のズレがある)。ちなみにコンビニののぼり旗にプリントされていたのは「深紫伝説」で一世風靡した王様ですよね・・・?
工科大教授一家の失踪事件や細菌兵器事件。現場に残された目玉と人差し指のロゴマークは不気味ではあるけど、なぜかフジテレビのマークの雰囲気があった(映画は日テレ出資)。そして、事件にはすべて“ともだち”を教祖とする新興カルト宗教が絡んでいて、ケンヂの仲間・ドンキーがビルから墜落する事件も発生。秘密基地で語った“よげんの書”が実現されつつあったのだ。
誰が教祖なのか?教団がケンジの姪っ子カンナを狙うのは何故?幼心で語った荒唐無稽な計画なんて実現できるのか?と、サスペンス要素と冒険アクションが少年時代の回想を絡めて緊迫感を醸し出す・・・はずだったけど、さすがに三部作の第一章ということもあって、どことなく盛り上がりに欠ける。
堤監督だからしょうがないと思えば、それでいいのだけど、「ハリウッド監督に依頼すればいいのに」といった意見はどうかと思う。何しろ集団で人差し指を立てる仕草は、中指を立てる行為と似ているから、アメリカ人にとっては印象が全く違うような気がする。
原作を大人買いしようと思っても書店には置いてないし、映画館鑑賞時には未読。原作そっくりの雰囲気でキャラクターそれぞれも似てると評判だし、なにしろ俳優が豪華なのです。少年時代と世紀末で誰が誰だかわからないかもしれないけど、子役も似ているために主要人物は把握できました。それにしてもケンヂが目撃した“ともだち”は誰だったのか、時限爆弾のスイッチを切り忘れるほどショッキングだったのだろうけど・・・次回作が待ち遠しい。
【2008年9月映画館にて】
【追記】2022.3
原作も全て揃え、あらためて読むと懐かしすぎて涙が出てくる。原作者の年齢に近いため、共感しまくった。平凡パンチの「麻田奈美最後のヌード」とかも・・・
金田正太郎、お茶の水工科大学、「ここから入るのだ」、真空飛び膝蹴り、ブルースリー、モロボシダンetc.登場人物やちょっとした小物も懐かしいのですが、登場人物名と役者の名前の妙も気になるところ。「太陽にほえろ!」ではゴリさんだった竜雷太がこの作品ではチョーさんで、光石研がヤマさん。絶妙!その他には、謎の死を遂げた男が遠藤憲一で、主人公の名前が遠藤ケンヂ・・・ややこしい。次回作には常磐タカコも・・・
大好き
小学校の時に見てそれ以来大好きです。原作は読んだことはありませんが、役者の皆さんの台詞の言い方とか、トモダチのカルト的な魅力とか、映画にすっぽりハマってて見入ってしまいました。あの奇妙な棒読みのような言い方や言い回し、そうでない方が浮いてて気持ち悪いんじゃないかなと思います。
もどかしくて気持ち悪い話のスピードも、静かに心を侵食していく。何に侵食されているのか、トモダチの恐怖か、信者の意識か、あのスピードだからこそ非現実感が刷り込まれていく。何度見ても好き。
大いなる駄作
早送りで見てちょうどいい作品。
ビッグネームになった浦沢直樹の少年期の思い出・手塚治虫へのオマージュ・70年代ロックへの傾倒が全てと言っていい。
近年、CGが普及して多様な世界観が表現可能になった反面、作り込みが不十分かつ多用しすぎると観賞に耐えない。10年以上前の作品なので技術的・コストの問題もあったかも知れない。
原作者も自身の荒唐無稽なアイデアに大手配給や制作会社がこぞって参加する様を楽しみつつ、優秀なコンテンツが生み出せない日本映画界の現状に半ば呆れていたのではないだろうか。
3部作合計で6時間で60億の興行収入だったらしいが海外では理解不能な内容で、いずれ世界を席巻するだろう中国資本の映画にも遥か及ばず、内輪ウケで自画自賛するしかない日本映画界を象徴する作品。
更に言えば、ともだち博物館の室内描写があまりに昭和懐古趣味が過剰だったのと、少年期のドンキーがまるで浮浪児のようで原作者と同世代ながらずっと気になったのは残念。
くそ過ぎる、二度と見ない
いやーこんな愚作初めて見た、監督も被害者だなこりゃ。原作が引っ張って引っ張って、わけわからん終わり方してるから、白ける。見る価値なし
あーそびーましょー
「20世紀少年」実写版三部作第1部。
日本テレビ開局55年記念作品。
「金曜特別ロードショー」で鑑賞。
原作は第3巻まで既読です。
日本映画にしてはかなりスケールの大きな作品だなと思いました。出演者もめちゃくちゃ豪華だし、邦画では常にネックになるVFXも頑張っていました。何よりすごく面白かった!
1970年代、高度経済成長が陰りを見せ始め、オカルト・ブームが巻き起こっていた頃。小学生だった主人公たちが遊びで書いた"よげんの書"―悪の組織が世界滅亡を企み、東京を巨大ロボットが蹂躙する中、正義の味方が立ち上がる…
そんな他愛も無い空想が現実になってしまうとは!
暗躍する謎の人物"ともだち"―奇妙なシンボルが描かれたマスクを被って素顔を隠し、新興宗教の教祖として君臨しながら政界にも食い込む勢い…。そして、"よげんの書"の通りになるよう各地でテロ事件を引き起こし、ケンヂたちをまんまとその犯人に仕立て上げました。その目的とは何か?
子供時代の記憶を辿りながら、"ともだち"の正体に迫ろうとするケンヂ。ヤツは俺たちの同級生の中の誰かなのか?
じわじわ日常が非日常に姿を変えていく中、真相を探ろうとするミステリーとサスペンスが巧みで、手に汗握りました。
国会議事堂爆破による滅亡ののろしが上がり、巨大ロボットが東京を襲撃するスペクタクルへ突入していく展開がスリリング。都市破壊は迫力があり、特撮ファンの私も大満足!
最後の最後、突如として出現した太陽の塔。その腕の上に立つ"ともだち"。そして、ケンヂが目にしたものとは?―次回への興味をそそるエンディングがこれまた秀逸でした。
私は平成生まれですが、子供の頃は遊びで世界滅亡を空想するとか、友達とヒーローごっこをよくしていました。
懐かしさを覚えると共に、誰もが一度は経験したことがあるんじゃないかなと思いました。今も昔も、子供の遊びって根本はそんなに変わっていないんじゃないかなぁ…
空想が現実になってしまったとしたら実際はめちゃくちゃ怖いでしょうが、本当に起こって欲しいなと願ってみたりしたこともあったので、本作のストーリーには子供心を思い切りくすぐられ、無条件にワクワクしてしまいました。
[余談]
"ともだち"の声はボイスチェンジャーで変えられていましたが、喋り方から正体と云うか、演じている俳優が分かってしまったのが残念でした。ですがそれも後々、ある意味で誘導だったことが判明し、度肝を抜かれることとなりましたが…
※鑑賞記録
2012/? ?/? ?:DVD
2022/07/27:Hulu
※修正(2022/03/08)
うん
原作に忠実
知らない人が見ても面白いんじゃないかな
三部作に分けて上映したのも正しい判断だし、キャスティングも素晴らしい。
一番は「ともだち」の不気味さをワンカットでも恐ろしい程に表現している点ではないだろうか
原作ファン納得の出来。かなり原作どおり。キャスティングも良く、人物...
原作ファン納得の出来。かなり原作どおり。キャスティングも良く、人物のビジュアルは★5
原作本24巻セット1200円、ブックオフにて購入、現在読書中。並行...
原作本24巻セット1200円、ブックオフにて購入、現在読書中。並行して鑑賞したくなった。
かなり原作に忠実に作られてますね。おどろきなのはキャスティング、ほんと原作とそっくりの面々です。よく探し出した、素晴らしい。
原作もそうなんですが、ストーリーは微妙。でも、私は世代なんです。あんな秘密基地作ったもんです。音楽も懐かしいんです。
世代が違うとこれただの駄作かも。
オッチョがかっこいい。私は同世代てきにはオッチョの立ち位置だと思ってるんですが…そう思ってるのほ自分だけかも(笑)
録画しているTV特別版も見なくては。何が違うんでしょうね。
独特の世界観
「ケーンヂ君、遊びましょー。」
当時不気味だったCMと20th Century Boyに興味を持って観に行きました。
謎の組織に立ち向かう主人公達は当時中学生だった自分にはかっこよく見えました。
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