劇場公開日 2010年12月10日

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「迫力はあったが、物語の出来は良くない」ロビン・フッド Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5迫力はあったが、物語の出来は良くない

2015年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:70点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:70点 )

 冒頭、遠征先で城攻めをする場面は大迫力で、流石に数々の映画でこのようなことを描いてきたリドリー・スコット監督は戦闘の描写が非常に上手い。美術も衣装も大量動員された兵士も映像の良さに貢献している。
 そんな感じで前半は大いに期待したのだが、展開が色々と都合が良い。王家の跡を簡単に継げるし、時間も距離も飛び越えて場面がいきなり切り替わってここぞという時の戦闘場面になる。最後のノッティンガムからフランス軍のイギリスに上陸する瞬間に到着するというのもあまりに都合が良い。真面目な話というよりは、派手な活劇場面を並べ立てた英雄の娯楽劇といったところで、物語をロビン・フッドの伝説を脚色して派手に見せるようにしただけなのが惜しい。最後のとってつけたような森の生活も失笑。

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Cape God