インクレディブル・ハルクのレビュー・感想・評価
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テンポが良く、一気に魅せる監督の冴え
オープニングから、物語のスタート部分は説明無く、映像で
説明する等、冗長なシーンは思い切ってカットされているので
テンポが良く、この手の作品に必要なハラハラ、どきどき感が
ちゃんとあり、納得の出来映えです。
映画は会話が無くても、映像でどれだけ魅せられるかが
勝負と常々思っているので、印象的なシーン(ストーリーに
関係のない)が活きてて(ブラジルの街並の空撮等)
監督の眼が冴えていると思いました。
惜しむらくは、
ハルクのCGの出来がリアリティがない。
敵役が軍人に見えない。
キングコングと似ているシーンがあり、既視感がある。
ヒロインが少し太っている。そこに眼がいく。
等の気になるところがありましたが、
エドワードノートンとティムロスの演技が素晴しく
あっという間でしたね。
インディやスピードレーサーなんか目じゃありません!
サマームービーの秀作ですよ!
次回作も期待したいです。
ただのアクション映画ではない!
アメコミの映画化ということでスパイダーマンと比べてしまいました。
自分はスパイダーマンよりハルクの方が断然良いですね!
劇中に出てくるアクションシーンは迫力満載☆
ちょっと言いすぎかもしれませんが、「クローバーフィールド」を客観的に見ているような感じでした。
まるで3Dメガネをかけているような迫力です!
もちろんスパイダーマンの映像も迫力はあったんですが、なんと言ってもハルクは肉弾戦ですから。
「糸」とは比べものにならなかったです。
あと主人公の悲壮感、哀愁がなんともGood!!
エドワード・ノートン。ハマリ役だと思います☆
見ていてスカッとする上に、ジワッと感動も出来る作品でした!
続編も楽しみ♪
哀愁漂う緑の背中
ブルース・バナーがハルクになった原因と,
現在置かれている状況が瞬時に理解できる
テンポの良い幕開けに興奮!
ところが,その後は,
細部の粗が目立って,気分が醒めてゆく。
軍との対立はシンプルでわかりやすく,
葛藤と孤独を,エドワード・ノートンが確かに表現し,
修行の成果なく変身してしまう姿から
人間的な側面をあぶり出して魅力を形成。
キュートなリブ・タイラーと,
軍の二人も含め,
主要四人の俳優は存在感を発揮していただけに,
盛り上がりを伴わない中身が残念。
それでも,
重量級のアクションは迫力満点で,
映像の見応えが,不満を覆い尽くす。
なかでも,大学での戦闘が素晴らしかった!
次々と襲い来る銃弾,砲弾,衝撃波を打ち破り,
ヘリを落とし,彼女を守る逞しい巨体のかっこいいこと!
疾走感もあって目が離せなかった。
アメコミのヒーローだもの♪
ハルクというと、孤独感と悲壮感ただよう孤高のモンスターと
いうイメージがあって、ジャパン・プレミアを観たのですが、
このハルクは違っていました。
ハルクに変身した彼を優しく包み込み、愛と理解とサポートを
惜しまない恋人がいて、何も言わずにかくまってくれる知人が
いて、恋人の今カレの精神科医までとってもイイ奴で・・・(笑)
エドワード・ノートンじゃ重いかな?と思っていたのも、全くの
勘違いでした^^ 彼で良かった^^
アメコミにもダーク系ヒーローはいるけれど、やっぱり底抜けに
明るいのがアメコミじゃないかと思うので、今回のハルクは
そのイメージにピッタリだと思いました。
アイアンマンを先に公開して欲しかった・・・
「超人ハルク」につきまとう悲壮感が、この作品にはあまり
感じられないのが、私には新鮮で、おおいに楽しめました。
ラスト近く・・・ロバート・ダウニーJr.のトニー・スターク
(アイアンマン)がカメオ出演しているのは、アベンジャーズ
絡みなのでしょうから、欲を言えばアメリカでの順番通りに
「アイアンマン」を先に公開して欲しかったかな・・・?
日本とスペインだけは2作品が同じ配給会社なのですから・・・。
今度は、スッキリ!
心拍数が200を超えると、緑の巨人に変身してしまう科学者の悲哀を描いた、アメコミ「ハルク」の映画化。つい5年ほど前にも、アン・リー監督の手で、「ハルク」として映画化されましたが、どうやら今回の映画化は、『アレは無かったことにして!』というスタンスで作られたようでして…(悲)。かくしてキャスト・スタッフ共、総とっかえとなりました。さあ、果たして出来のほどは如何に?
アン・リー版の「ハルク」も、吾輩は嫌いではありませんでした。でも何か“モッサリ”してる(映画全体が)なあという思いは、持っておりました。その点、今回のこの映画は凄い!何が凄いかって、わずか2~3分のオープニング・シークエンスの中で、物語の根幹部分(ブルースが事故で放射線を浴びる→巨人に変身するようになる→将軍に狙われる→それから逃れる為に、恋人の前からも姿を消す)が、全て凝縮して描かれているのです!そお、アン・リー版では、上映時間の大半を割いて描いていた場面を…(^^;。いやあ、お見事!これなら本編中で、過去の経緯なんかを説明する手間が一切省けますし、その先のストーリーを進めることにだけ集中できます。だからこの映画は、非常にスピーディーに物語が展開していきます。ちっとも“モッサリ”してません。むしろ“スッキリ!”してます。更には、アン・リー版ではブルースがず~っと悩み続けていて、映画そのものが何となく暗かったのですが、今回はあちこちに笑えるポイントも散りばめられていて(いや、ブルースは悩んでるんですけどね)、“真夏のアクション・ムービー大作”として大いに楽しめる仕上がりになっております。
最初『エドワード・ノートンが、ハルクを演る』と聞いたとき、『華奢過ぎひんか?』と思った吾輩でしたが、観ていてそんなに違和感は感じませんでした。いや、むしろ“変身前”“変身後”が際立っていてよかったような気がします。あと敵役のティム・ロスの作中での変貌ぶりは、ハルクのそれを上回るモノがありまして、『そこまでやったら、人間じゃねえよ!』と思わずツッコんでしまいました(^^;。強けりゃエエっちゅうもんでもないで!
で、実はこの映画。最後のシーンにある仕掛けがございまして、これが“次なるプロジェクト”への布石となっておるのです。そう、ある意味この映画は上映時間1時間52分の“壮大なる予告編”という見方も出来ちゃうわけです。これが実は秋に公開される「アイアンマン」とも連動しておりまして、その辺アメリカとは上映順序が逆(アメリカでは「アイアンマン」が先に上映されました)でございますので、秋までよく憶えておいて下さいね。しっかし、これだけ煽ってその“次なるプロジェクト”がポシャったりした日にゃあ…。
暴動ですな(^^;。
前作とは全く関係の無い「ハルク」の新作です
前回のハルクからまだ5年も経っていないはずですが、新たにハルクを作り出しました。アメリカでも「作り直すには早すぎるのでは?」との意見があったとのことですが、ラストのサプライズ・ゲストを見て、「そっちの関係があり、製作を急いだのかな・・・?」と感じたりもしました。前作のエリック・バナ主演作は、この俳優自体が日本では無名(少なくとも、他の出演作を私は知りません)だから、興行的には大失敗作と言われていますが、私はそれほど嫌いではありませんでした。ただ、どちらかと言うとヒロインのジェニファー・コネリーの印象しか残っていませんが。本作の主演のエドワード・ノートンは名優であり、非常に味わい深い、いい演技をしていると思います。オススメの映画です。「ハルク」「バットマン」「アイアンマン」と、今年の夏はアメコミ大作が続いていますが、まとめてみれば面白さは倍増するかもしれません・・・。
バットマンシリーズの新作にひけのとらない素晴らしいできあがり。駄作という人が信じられません!
本日は、『ダークナイト』の試写も行われていたようですが、バットマンシリーズの新作にひけのとらない素晴らしいできあがりでした。もちろん試写終了時には、拍手も起こりました。
2003年国登場した『ハルク』は、アメコミ誌『マーヴェル・コミックス』に掲載された原作をそのまま映像化したモンスターパニック映画でした。
『ハルク』が怒り暴れ回る恐怖と、やはり巨人化した父親との葛藤がテーマであったのです。
今回、主演のエドワード・ノートンのシナリオ参加によって、全面的に書き換えられた本作では、アクションだけでなく、スパイ映画もどきのサスペンスやロマンス、そしてブルースの苦悩を通じた人間ドラマとして、奥深いエンターティメント作品に仕上がっています。
最大のポイントは、ハルクとしての力を恐れ、逃亡生活を送りながら精神面を鍛える修行を重ねていたブルースが、自らの意志でハルクとなることを選択して、愛する人の危機を救うというストーリーになっていることです。
ブルースのポジティブな決断が、ただ恐怖の対象だったハルクの存在を進化させて、ニューヒーローとして誕生させたことで、親近感も感じさせてくれたことです。
精神面の修行では、ヒクソン・グレイシーに似た人がブルースの指導に当たっていましたが、あれは本物でしょうか?
何よりもブルース役を演じたエドワード・ノートンが素晴らしいです。前作の『幻影師アイゼンハイム』も感動しましたが、本作でも魅せてくれます。彼が出ているだけで、普通の人にはない影を感じさせてくれるのです。そして、世界の平和のために、ハルクの機密を軍に渡さないぞと言う強い信念も伝わってきました。
また、ハルクとして逃亡時に、重傷を負わせてしまった恋人ベティと再会するときに、ただ遠くから物憂げに見つめる眼差しには、気持ちが痛いほどこもっていました。この部分の撮影は、長回しで台詞なしですから、一段とエドワードの演技の冴えを感じさせるシーンでした。
作品はオープニングから、スパイ映画の冒頭のようなカット割りの多い細切れ映像で、端的にハルクの誕生のいきさつを紹介します。そして逃亡後のブラジルでは、映画『ボーン・アルティメイタム』を彷彿させる米軍特殊部隊との激しい追逃亡劇を見せます。ブラジルのゴミゴミしたスラム街が、この追いかけっこに様々な変化を持たせて楽しめました。
またハルクに変身後に勃発した米軍との全面戦争では、効果音も相まって迫力たっぷりでした。この映画のすごいところは、どこにも退屈させる隙がないと言うことです。
一息ついたかと思うとまた次のアクションにすぐ入ります。
特にラストの巨人同士の戦いは、スケールの大きさがよく表現できていました。
エピソードとしておもしろかったのは、ブルースとベティのベットシーン。脈拍が上がると変身してしまうブルースは、最後の一線を越える時、脈拍計を見て思わず止めてしまいます。ベティの物欲しそうな顔つきが印象的でした。
ところでラストの「一緒にやろう」と声をかけたシーンの意味がよくわかりませんでした。ご覧になった人に、ぜひ解説をお願いしたいと思います。
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