愛を読むひとのレビュー・感想・評価
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すごく深い話だってことは感じつつも、ロマという存在を知らなかったの...
すごく深い話だってことは感じつつも、ロマという存在を知らなかったので、ハンナの行動の意味がわからない部分が多すぎて自分の中でうまく消化できずにいた。
ここのレビューを読んでロマとは何か、どんな扱いを受けてきた人たちであったか少しではあるけど知ることができて、物語の背景にある事情やハンナを通した世界を理解することができた。
映画って見る人の鑑賞力も必要だなとあらためて思った次第です。
1回見ただけでは、見足りない。
「女と男の観覧車」で、ケイトウィンスレットの演技に感動して、DVDを借りて、この映画を観てみようと思いました。ラブロマンスのコーナーにあったから、恋愛ものかと、最初の40分の時点では、15歳の少年の一夏の禁断の甘い恋の物語かなぁーって思っていて、でもハンナが突然、姿を消してから、ストーリーは難しい方向に。
見終わった後の率直な感想は、ハンナの人生って一体何だったんだろうって、考えさせられました。読み書きが出来ない自分を隠す為に、人生を棒に振って、一生の大半を刑務所で送る羽目に。この自分の欠点を隠し通す意義が何処にあるんだろう?ただ単に、プライドが異常に高い女性だっただけの事なのかな?多分 そうなんでしょうね。マイケルもそれを十分に理解してたから、何も助ける行動をしなかったと思う。でもその事を、彼は一生涯 後悔して生きていく事になる。
まだまだ 色々 追求したくなる。でも1回 見ただけでは、足りないね。
1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッド...
1958年のドイツ、15歳のマイケルは、21歳年上のハンナとベッドを共にし、彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、ある日突然、彼女は姿を消す。時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄されたハンナのために、マイケルは物語を朗読したテープを刑務所に送り続けるが……。
tvkで「愛を読むひと」をやってたので観た。余韻のあるいい映画でし...
tvkで「愛を読むひと」をやってたので観た。余韻のあるいい映画でした。テレビ版はどうやらだいぶカットされてるらしいのでDVDで見直そう。
とってもステキな話だったけど、 原作を読んでたりロマ、文盲について...
とってもステキな話だったけど、
原作を読んでたりロマ、文盲についての知識が
なければハンナの性格や行動があまり納得出来ないと思う
予備知識なしでの鑑賞は魅力半減じゃないかな?
沈黙は金か?くちびる寒しか?三者三様の沈黙。
マイケルは、
黙っていたからハンナを死に追いやり、
黙っていたからロマの女との情交を秘して世間とナチスから自分の命を救った。
ハンナは、
文盲を黙っていたから自分を死に追いやり、逆に文盲を黙っていなかったらそれはそれでロマの出自がばれて結局はガス室行きだった。
どの道死ぬことになっていたハンナだからマイケルを道連れにはすまいと沈黙を守り、そうしてハンナはマイケルを救い得た。
レナ・オリンはハンナの最期を知らされて永く閉ざしていた口を開く。
キリル文字の書かれた錆びた缶が開かれて、その古い菓子缶が無言に語りだす。
私たちは失言を口からこぼして取り返しのつかない失敗をすることもあるのだけれど、語らなかったことによる失敗も本人だけが知っている永遠の責苦だ。
マイケルは娘に語り始める。
赦しと救いは告解するマイケルの口を通して彼の復活を約束するだろう。
きっと必ずや怒涛のように押し寄せる愛の思いがマイケルに嗚咽と微笑みを恢復させるだろう。
素敵な純愛
純愛でありながらもまさかの戦争に悲劇、「アウシュビッツ」の収容施設の看守になる運命の字が書けないしゅやくの女性と15歳という若さの主役の男の純愛。
アウシュビッツの看守をしていた彼女は責任を全て被せられ、無期懲役になり、刑を20年勤め上げ、出所寸前に責任をとるように自殺。
その純愛話を娘に聴かせようとする男。
戦争の悲劇。看守になった彼女は、なりたくてなった訳じゃないのに全責任を被せられ、哀しい映画だった…
もう二度と戦争は起こしてはいけないのにアメリカは軍事力増強、平和条約離脱、中国もまいとしのように軍事費増大。北朝鮮は核ミサイル配備。
馬鹿じゃないの?そんな戦争したけりゃ始めろや!
文字が読めることがいかに自分を守れるか まっすぐ正直に生きていても...
文字が読めることがいかに自分を守れるか
まっすぐ正直に生きていても
悪意のある人や
自分を守りたい人に陥れられることもある
愛とは
本当に深く
ゆるがないもの
苦しい
ほんとイライラして途中ひたすら空気殴ってました
学校で見たから静かに終わったものの、家で見たら確実に壁に穴開けてましたね
どこでどの選択をしていたとしても、きっとこの2人に完璧な幸せは無いのだろうと思いました
かと言ってこの選択で、この結末が1番2人にとって良かったかというとそれも違う…
何て報われないんだと、もはや出会わなかったほうが幸せだったんじゃないかと思いましたが、2人は出会って一時でも幸せを共有し、本当の愛を見つけたのですね
素敵でも無いし綺麗でも無い、でも惹かれてしまう複雑な愛がとてももどかしかったです
純文学である
時代に翻弄され、流された女性。
そのことに気づくのが少し遅かった、
という話かと。
物語の所々に、彼女は他人任せで、
流れに身を任せて生きていた感じが読み取れる。
自分で本を読んでみよう、考えてみよう、
というチャンスは何回もあったはず。
そうすれば、ナチスには入らなかったかもしれない。
それに気づいたときには既に遅く、
知ってしまうと絶望に襲われ、
ラストに繋がったんだと思う。
戦争という時代に飲み込まれた悲しい不幸な話だ。
この結末は、読めなかった。
戦争・人種差別・時代背景を知れば、もっと深く理解出来る様なので、近い内に原作を読んでみたいと思います。
映画全体の(重苦しさ)が、この作品の重要な、メッセージにも感じます。
ケイトの体当たりな演技は、見応えあります。
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