トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男

劇場公開日:

解説

レコーディング・エンジニアとして、また音楽プロデューサーとして伝説的な手腕を持つトム・ダウドの人生を綴ったドキュメンタリー。様々なアーティストや関係者の貴重な証言を交えながら、彼の音楽性の根源を探る。

2003年製作/90分/アメリカ
原題:Tom Dowd & The Language of Music
配給:アップリンク
劇場公開日:2006年4月1日

ストーリー

エリック・クラプトンとデュアン・オールマンのギターによる名曲『いとしのレイラ』。音楽ファンなら知らない人はいないこの名曲をミックスしたのは、トム・ダウドである。この映画の監督マーク・モーマンがトム・ダウドと出会ったのは、1995年、マイアミのクライテリア・レコーディング・スタジオだった。マークは、アイランド・レコードと契約をしている友人のシンガーソング・ライター、Arlan Feilesのレコーディング・セッションの写真撮影を、ダウドは彼のアルバムのプロデューサーをしていた。マークは、彼のお気に入りレコードのライナー・ノーツから、トム・ダウドという名前だけはよく知っていたが、実際に会うのは初めてだった。撮影の2日後、Arlanのマネージャーは、トム・ダウドの自伝を綴った原稿をマークに渡した。その200ページの原稿を読んでも、音楽業界以外では無名のこの人物が、多くの歴史を形作った人物だとは信じられなかった。近代音楽の多くの人たちと活動をしていた上に、トム・ダウドはマンハッタン計画の原子破壊にも関わっていた。1996年2月、マークはビデオテープ・インタビューを撮影した。トム・ダウドの激しい心とエネルギッシュな話術に、マークは大きく心を奪われ、近代音楽とレコーディング技術の歴史へ大きく影響を及ぼしたトム・ダウドの偉業を映画にすることを決心した。同年12月、撮影が開始された。まず、トム・ダウドが、Recording Arts&Sciencesのナショナル・アカデミーから、生涯にわたる功績に対する賞を授与されるのを見るために、マイアミにいたレコード・プロデューサーのフィル・ラモーンとアリフ・マーディンを含むトム・ダウドの関係者のインタビューを撮影。ほか、エリック・クラプトンとデュアン・オールマンの出会いから、『いとしのレイラ』が生まれた秘話や、レイ・チャールズ、フィル・ラモーンなど、様々なアーティストや関係者たちの貴重な証言を交えながら、彼の77年の生涯を追う。

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