ライム&リーズン

劇場公開日:

解説

既にあらゆる方面から、巨大なマーケットとして認知されたヒップホップ。商業化されゆくヒップホップの真髄を、現場で活躍する豪華アーティストたちが生の声で語るドキュメンタリー・フィルム。ブレイクダンス、グラフィティなどの解説や、ニューヨークからL.A.、ハウジング・プロジェクト(低所得者層住宅)から、ノース・ハリウッドの豪邸、ブロック・パーティーから業界コンベンション、純粋なクリエイティブ精神からセックス、ドラッグなど犯罪にまつわるギャングスタ・ラップまで、文化的、社会的側面からヒップホップの本質を探ってゆく。

1997年製作/91分/アメリカ
原題:Rhyme and Reason
配給:ナウオンメディア
劇場公開日:2005年8月20日

ストーリー

1997年。すでに音楽ジャンルを超えてあらゆるカルチャーの方面から、巨大なマーケットとして認知されていたヒップホップ。一大商業化されゆくそのヒップホップの真髄を、実際に現場で活躍する豪華アーティストたちが、生の声で語るドキュメンタリー・フィルム、それが本作「ライム&リーズン」だ。ブレイクダンス、グラフィティなど各エレメントの解説や、そのパイオニアたちを紹介してゆく。またそれとともに、ニューヨークからL.A.、ハウジング・プロジェクト(低所得者層住宅)からノース・ハリウッドの豪邸、ブロック・パーティーから業界コンベンション、純粋なクリエイティブ精神からセックス、ドラッグなど犯罪にまつわるギャングスタ・ラップまで、文化的、社会的側面からもヒップホップの本質を探る。登場するミュージシャンたちは、いずれも第一級の人物ばかり。ナズが彼の出身である低所得者住宅にてライムに込めた夢を語れば、女性シンガー、ローリン・ヒルが男性社会で生きる女性アーティストたちの声を代弁する。アイスTが、自らのギャング・ライフとドラッグの実情について語れば、Qティップは公園で、子供たちを囲みながら家族やヒップホップに託した自分の未来を語っていく。さらに、本作完成前後に相次いで凶弾に倒れたトゥパックとノトーリアスB.I.G.の貴重な肉声を収録し、アメリカ社会を生きる都市部の若者の現実を浮き彫りにする。

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