敗者復活戦

解説

「ブラザーフッド」「友へ　チング」のチャン・ドンゴンの映画デビュー作が、韓流の流れを受けて日本公開が実現。恋人に裏切られた男と恋人に振られた女が、自分たちを捨てた元恋人の新しい恋を邪魔するためにタッグを組むラブ・コメディ。共演は、ドラマ『グッバイ・マイ・ラブ』のキム・ヒソン。ドンゴンは本作で1997年度、青龍賞新人男優賞を受賞した。

1997年製作／84分／韓国
原題：Repechage
配給：日本スカイウェイ
劇場公開日：2005年6月25日

ストーリー

動物園で働く獣医のミンギュ（チャン・ドンゴン）は、爽やかで優しい好青年。ところがミンギュと付き合っていた恋人のファヨンは、職業柄彼の不規則な生活に不満を持つようになり、とうとう別の男と付き合い始める。一方、写真家のウネ（キム・ヒソン）は長い間付き合っていた画家のジヌが、ファヨンという女と交際していることを知って、怒り心頭。ファヨンの元彼、つまりミンギュの元へ乗り込んで、あなたの恋人が浮気していると告げる。しかも相手は自分の恋人だった男。このままやつらばかりを幸せにはさせないと、ウネは、「2人で組んで彼らに復讐してやりましょうよ」と、ミンギュを誘う。ミンギュはウネの大人げない発想にあきれ、また元彼女であるファヨンの身を案じてなんとか復讐を思いとどまらせようとするが、ウネの行動は次第にエスカレートしてゆく一方。しかしその計画はことあるごとに失敗し、そのたびに落ち込むウネ。そんな彼女からミンギュは目が離せなくなってしまう。いつしかその感情は、ふたりにとって新しい恋の始まりに…？