劇場公開日 1990年7月27日

「ケインの最期は真仮面ライダーを彷彿とさせた」ロボコップ2 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ケインの最期は真仮面ライダーを彷彿とさせた

2023年7月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

90年の作品

監督は『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のアービン・カーシュナー
脚本は『ロボコップ3』のフランク・ミラーと『ワイルドバンチ』『恐怖の報酬』のウォロン・グリーン

近未来の犯罪都市デトロイトではヌークという新型麻薬が蔓延していた
親会社オムニ社の待遇に不満を募らせた警察はストライキを敢行しそのためか治安はますます悪化し子供たちまで強盗する始末
オムニ社はロボコップ2号の開発を進めていたが人間部分が耐えられず自殺してしまい計画は頓挫した
麻薬犯罪組織によって一度はバラバラにされるもリベンジで組織のリーダーに瀕死の重傷を負わせる
ロボコップ2号の開発責任者は入院中のリーダーを殺害
外科手術により脳と脊髄を取り出しロボコップ2号の一部として利用
ロボコップ2号は麻薬犯罪組織を壊滅した
暴走するロボコップ2号を止めるためロボコップは戦う

前作に比べユーモアが乏しい
組織のサブリーダー的存在が子供ってのはえぐい
ロボコップがバラバラにされるのもえぐい

前作に比べると劣る
俳優陣が同じでも監督と脚本家が違うとこうも違うのか
でもまあまあの出来

犯罪都市の荒廃ぶりは日本じゃあり得ないけど外国ではそれほど珍しい話では無い
日本では右も左もバカみたいにデモをするが少なくとも暴徒化しどさくさに紛れて店舗を襲撃し強盗紛いをやらかす野蛮人は存在しない

デトロイトの黒人市長が若い
元気すぎる
市長には見えなかった

1番の見どころはラストの戦い
脳と脊髄を引っ張り出し叩き潰すシーン
わりとこれに影響を受けたっぽい漫画とか映像作品多く見かける

野川新栄