レネットとミラベル 四つの冒険

劇場公開日:

解説・あらすじ

エリック・ロメール監督が、対照的な2人の少女レネットとミラベルが体験する不思議な出来事を、4つのエピソードでつづった短編オムニバス。自転車のパンクをきっかけに知り合った2人が、夜明け前に訪れる無音の瞬間を体験するべく奮闘する第1話「青い時間」、パリで同居生活をはじめた2人と奇妙なカフェ店員とのやり取りを描いた第2話「カフェのボーイ」、犯罪や良心について対話を繰り広げる第3話「物乞い 窃盗常習犯 女詐欺師」、家賃を稼ぐためレネットが描いた絵を売ろうと奔走する第4話「絵の売買」で構成。ロメール監督はレネット役のジョエル・ミケルの体験談に着想を得て本作を企画し、少人数のスタッフと16ミリフィルムで撮影を敢行した。

1986年製作/99分/フランス
原題または英題:Quatre aventures de Reinette et Mirabelle
配給:シネセゾン
劇場公開日:1989年7月29日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0不思議な魅力を感じる映画

2025年5月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

カワイイ

最初の音楽と映像のインパクト。
物語は静かに、何かあるような無いような、二人をそっと見守る様に進む。

第1話「青い時間」
レネット、泣くことないのに。
ミラベル、体感できて良かった。
幻想的で素敵な瞬間。

第2話「カフェのボーイ」
道を訪ねただけなのに。
コーヒーを頼んだだけなのに。
小銭が無いだけなのに。

第3話「物乞い 窃盗常習犯 女詐欺師」
価値観や性格の違いを議論するの好きだね。
何だか深い話、でも結論は出ない。
理想と現実。

第4話「絵の売買」
切実な問題の解決になるのか。
二人の性格の違いが面白い。
結果的に良かったみたい。

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naomi

5.0郊外で偶然出会った女子二人。 意気投合してパリで一緒に暮らし始め、...

2024年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

郊外で偶然出会った女子二人。
意気投合してパリで一緒に暮らし始め、街での出来事の様子。

性格も価値観も対照的な二人、意見が毎度ぶつかります。
が、激論を交わしても、結局仲良しの様子。

4部構成の最初〈青い時間〉は、
"緑の光線" とも通じるところが強めですね。
一日の中で最も貴重な、1分にも満たない時間を、共有したいと。

第2話以降はパリにて。
カフェの横柄な店員とのやりとり、
正義感についてのマシンガントーク、
絵画の営業での機転とか。
それぞれ真剣に暮らしているのが伝わってきます。

軽快にテンポよく、個々のエピソードを、観ていられます。
楽しい99分間でした。

最も学びたいことは、
自分の言葉で物事を堂々と言えること、真逆の言葉も尊重すること。
見習いたいです。日本だと滅多にみませんが。

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woodstock

3.0軽くて深いw

2022年5月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

若いお姉ちゃんふたりに
どっちが正しいんだろう?と
あらためて問題提起された気分で
面白かったw

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mamagamasako

2.5最初の話は、少女終末旅行のチトとユーリみたいだなぁって思った。

2021年12月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

最初の話は、少女終末旅行のチトとユーリみたいだなぁって思った。

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マサシ