ルーバ

劇場公開日:

解説

第二次大戦下のロッテルダムの娼館を舞台に、秘密警察に追われる作家と娼婦の過ごす一夜を幻想的なタッチで描いた異色作。製作はキース・カサンダーとデニス・ウィグマン、監督・脚本はアルゼンチン出身のアレハンドロ・アグレスティ、撮影はミゲル・ロドリゲス、音楽はパウル・M・ファン・ブルッゲが担当。出演はエリオ・マルキ、ボゼナ・ラソタほか。

1990年製作/オランダ
原題:Luba
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年3月16日

ストーリー

1941年、ロッテルダム。理想主義に燃える若き作家、ロベルト(エリオ・マルキ)が秘密警察に追われ逃げ込んだ先は豪華な娼館だった。経営者の老女(ヴィヴェカ・リンドフォース)は自らもかつては大学教授を務め、理想主義に燃えていたと語る。ロベルトはそこでルーバ(ボゼナ・ラソタ)という名の魅惑的な娼婦と出会う。しかし疲れ切った彼には彼女に手を伸ばすことは不可能だった。誇りを傷つけられて怒るルーバ。しかし二人はタンゴの調べにのって踊り出す隣人たちの醸し出す不思議な娼館の雰囲気の中で、一夜を過ごすうちに、互いに魅かれ合うようになっていく。夜が明けるころには二人は、手をとってこの娼館から、そしてロッテルダムから旅立つ決意を固めていたが、そこへ秘密警察が現れる。しかし白人と黒人の二人組の彼らがどたん場になって仲間割れを起こした結果ロベルトとルーバは逃げのびることができたのだった。

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