劇場公開日 1995年7月1日

「伏線と展開に致命的なミス」理由(1995) アサシンⅡさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0伏線と展開に致命的なミス

2019年12月20日
PCから投稿

犯人が犯行を行う理由と伏線、そして犯人の性格に、全てかみ合っていない内容がある。
それは、このストーリー事自体が、成り立たない致命的なものです。
犯人はえん罪で留置されたときに同房の囚人に性器を切り取られる。
それで犯人は担当検事(ショーンコネリーの妻)に復讐するため少女を殺害して死刑の判決を受け、えん罪だとショーンコネリーに弁護を依頼する。
前の担当検事は贖罪の意味も有りショーンコネリーの後押しをして弁護して無罪を勝ち取る。でも真犯人は復讐をあきらめない、てな展開。
まず、性器無いのにレイプできないし、精液採取できませんが伏線て、身体検査くらいするだろうし、この時点で伏線破綻。
それに復讐するなら、わざと死刑の判決受けるの意味ないし、証拠の取り扱いもずさん。
あとは細かい点で、おかしいところが山ほどあります。
セリフもほとんどおかしい。
登場人物の造形がころころ変わる。
みんな多重人格者みたい。
シナリオライターが複数いるようなストーリーです。
これほど無茶苦茶な展開とセリフも珍しい、よく映画として成立したもんです。
あきれました。

アサシンⅡ