よろめき休暇

劇場公開日:

解説

ルーサー・デイヴィスの戯曲「私に代って彼らにキスを」とフレデリック・ウェークマンの小説「上陸休暇」より「雨の朝巴里に死す」のジュリアス・エプスタインが脚色「パリの恋人」のスタンリー・ドーネンが監督した。撮影監督は「めぐり逢い(1957)」のミルトン・クラスナー、音楽は「女はそれを我慢できない」のライオネル・ニューマン。主演は「めぐり逢い(1957)」のケーリー・グラント、「きまぐれバス」のジェーン・マンスフィールド、「葡萄の季節」のリーフ・エリクソン、モデル出身の新人スージー・パーカー、それにレイ・ウォルストンなど。

1957年製作/アメリカ
原題:Kiss Them For Me
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1957年12月21日

ストーリー

第2次大戦中の真珠湾海軍航空基地、グルーソン少佐(ケーリー・グラント)、ミシシップ、マックの3人の荒鷲たちは母艦へ帰らなければならない6日後のその日までサンフランシスコへ行って羽をのばそうと渉外部のウォレスを道連れに飛行機で飛び立った。サンフランシスコに着いた4人は一流ホテルに泊まりこみ、インチキ・カードをばらまいて歌手や女性群を引っぱり込み盛大なパーティを開いた。金髪娘のアリス(ジェーン・マンスフィールド)、ウォレスの知人で軍需会社の社長ターンビル(リーフ・エリクスン)、その許婚ギネス(スージー・パーカー)などがやってくる。グルーソンとギネスは忽ち仲が良くなる。そこへサンフランシスコ基地のルイス少尉が現れ、ここへ4人を寄越した軍の命令書を見せてくれという。そんなものを持っていないグルーソンはルイスに酒を飲ませ酔いつぶす。そのうちすターンビルと自分の事業に空の英雄を利用しようとグルーソンに話をもちかけるが、断られるや怒って飛出して行く。パーティが終ると、そこへ海軍病院のラドルという兵曹がこの地に来ている海軍航空関係者は統べて海軍病院に出頭せよとの命令書を持って現れる。グルーソンの窮状を知ったギネスはターンビルに電話して、三荒鷲が彼の会社で講演をするからその代わり知り合いの提督に連絡、3人の病院行きを免除するよう頼んでくれと話す。ターンビルは機嫌を直して承知する。その夜、ミシシップとマックをターンビルの会社へ送り出したグルーソンは、ギネスを連れてナイトクラブめぐりをする。グルーソンは、自分は目下独身で、以前別れて他の男と結婚した妻が再びヨリを戻したいと言って来ているということをギネスに打明けた。と、そこへグルーソンにすっぽかされたターンビルが現れて大喧嘩。ギネスはターンビルに婚約指輪を返す始末となった。翌日、ホテルに、今度は憲兵を連れた兵曹が病院からやってきた。さすがのグルーソンも逃れようがなく遂に病院行き。が、マックは、かねて不在立候補していた議員選挙に当選、首尾よく軍務を解かれることになった。一方、この間ウォレスの働きでグルーソンらも病院ら解放される。その夜、彼らはホテルで再びパーティを開く。グルーソンとギネスは別室で甘い恋を囁いていた。と、そこへ彼の先妻から電話がかかってきた。思わずカッとなったギネスは憤然と立ち去る。しかし、そこへグルーソンらの母艦が沈没したとの報せ。彼らも遂に真珠湾へ引返す決心をした。出発まぎわに病院の兵曹がグルーソンとミシシップを新任務につかせる命令書を持ってきたが、2人はアリスを使って兵曹をまき、グルーソンはギネスと和解して一路飛行機で真珠湾へ。マックも軍務を解かれたものの同僚と別れるに忍びず、と後を追う。かくて三荒鷲の命の洗濯は終った。

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