劇場公開日 1959年9月26日

北北西に進路を取れのレビュー・感想・評価

全21件中、1~20件目を表示

5.0とにかく全てに関して上手いね

2024年4月23日
PCから投稿

プロット、構図、編集、
デザイン、音楽などなど
全てが素晴らしい。

オープニングの秀逸さ
続く主人公の立場紹介
偶然からの巻き込まれ
逃げる主人公、追う組織
偶然か必然か?謎の女性
もうひとつの組織の存在
信頼とロマンスと疑惑
展開
真実を知る為の逃避行
絶体絶命からの脱出
裏切りと仕掛け
計画
あっという間のエンド

物語の世界への誘い方
ユーモアと台詞
謎と視線の妙の数々。

アルフレッド・ヒッチコックを
リスペクトする映画製作者は多いが
間違いなくその優れた才能を羨んでいる。

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星組

4.0断片的な記憶が甦る

2024年2月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何十年も前に観たせいか、ラシュモアでなければならなかった謎がもやっと。BS録画で解決。
ヒッチコック作品にありがちな断崖、美男美女カップル、乗り物、ちょっとした偶然とか勘違い、こんな特徴的な断片の組合せ。分かっていてもハラハラドキドキは、巨匠の力量。やっぱり名作だな。

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Bluetom2020

4.5娯楽サスペンス(ってなんだ?)のお手本

2023年9月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

この映画の良いところは何も考えなくても良いこと。
難しいテーマも複雑なプロットもない。
それでいて、兎に角面白い!展開に手に汗握り、主人公のポンコツ具合にヤキモキし、要するにテレビに釘付けになる。
主演のケーリー・グラントの演技に愛嬌があり気取っている感じがしないのが良い。
ヒロインの神秘的な美しさが清涼剤になっている。
007シリーズが大好きな僕はこの映画から007の要素をたくさん感じ取ることができ、とても楽しかった。007ファンなら観て損は絶対にない。
全てのシーンが観客をドキドキさせるその一点に特化していて、人生において「ためになる」ようなものは何一つ得られないだろうが、僕はそこがとても気に入りました。古いからと言って変に身構えず気楽に楽しんでください。
 ただ、映画好きはヒッチコックの優れたサスペンスの技巧に注意を払うとより楽しめるかも。ちなみに僕はおもしろ過ぎて、気づいたらエンドロールだった。

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HAL2005

5.0まだ観てない人は幸せだ

2023年4月9日
スマートフォンから投稿

楽しい

興奮

知的

わが敬愛するヒッチコック監督が得意とした巻き込まれ方サスペンスの大傑作です。主人公がたまたま悪いタイミングでバーの席を立ったために、悪玉の狙う目標と間違えられる理想的な開幕。あげくに殺人犯に仕立て上げられ(背中にナイフ)、主人公が特急列車で逃走すると、彼を助ける謎の美女が登場してロマンスの花が咲く、という息つく間もない展開!!映画史に残るトウモロコシ畑で軽飛行機に襲われる場面や、ラシュモア山での活劇が終わったとたん、寝台車の中の幸せな2人にカットインする終幕の切れ味も抜群で、2時間16分がアッという間に終わります。ラシュモア山の歴代大統領の横にヒッチコック監督の肖像も飾りたい気分。ホント、まだ観てない人は幸せだ、初めて観る楽しみが残ってるんだから

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活動写真愛好家

3.0ヒッチコック映画は展開範囲の狭い作品にこそ彼らしさが…

2022年5月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画はヒッチコック作品の中でも人気の
ある作品のようだ(キネマ旬報第11位)。

泥酔運転でのケーリー・グラントの名演技や
複葉機での襲撃シーン、
また巨大モニュメントでの逃走劇などの
魅せるアイデアそのものは
感心するばかりである。

冒頭では主人公を巡る謎の展開から
作品世界へ惹き付けられるだが、
主人公拉致のカラクリそのもののは
前半早々判明し、
以降はサスペンス色が消失して
アクション的展開だけが続いていく。

だから、アクション過多の展開と、
敵と思われた女性との絡み合いの揚げ句に
恋愛成就に至るストーリーは、
まるで007映画を観ているようだ。

そもそもが相手側組織は
いつでも主人公を亡き者に出来るのに、
面倒にもわざわざ複葉機で暗殺を図る手間が
何故必要なのか、
国外に持ち出すフィルムが
何故美術品の中にあり、
何故その落札の場面を設定しなければ
ならないのか、等々
これらのシーンは単に使いたいが為だけに
あるように見え、
ストーリー上の必要性を感じない
御都合主義的な違和感がある。
多分にそんなシーンの多用が
この作品の全体の緊迫感を失わせている
原因なのではないだろうか。

ヒッチコック作品では
「レベッカ」「ダイヤルMを廻せ!」
「裏窓」「サイコ」等の
展開範囲の狭い作品の方が、彼らしい
濃密でサスペンス色に溢れた映画に
なっているように感じる。

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KENZO一級建築士事務所

4.0ヒッチコックならではの奇抜な展開

2022年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ケーリーグラント扮する広告マンロジャーソーンヒルは、ホテルで突然拉致された。タウンゼンドと言う屋敷へ連れて行かれゲームを続ける気かと言われた。人違いと言っても聞き入れられず殺されそうになりながら車で逃げ出したが酔っぱらい運転で逮捕された。人違いから殺人事件の容疑者に。とんだ災難にあい如何に無実が晴らせるのか? 殺人犯の割に度胸がいいと言うか悠長な流れだね。あまり人を信じてもいけないと言う事かな。やはりヒッチコックならではの奇抜な展開で楽しませてくれるね。

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重

4.0ドキドキします

2022年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

興奮

幸せ

結局、ラストシーンは???
夢を見ていた気分にさせられるし、ストーリーの中には教訓もあった。

映画に正解を求めなくていいし、これがこの時代の映画なんだろうなぁ。
今と比べて娯楽が少ない時代?
いえいえ、薄味かもしれないけど、観るものを引き付けるものだったんだろうなぁ。

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かずじー

3.0名作だったが風化してしまった

2022年4月9日
PCから投稿

このヒッチコックの優れたサスペンスをお手本にして、その後あまりにも多くのサスペンス映画が作られた。 それによってこの映画は今見ても目新しさの感じられない つまらないものになってしまったと思う。 実は最近この映画を観なおしてそう思った。 この映画が公開された頃・・・もちろん私が生まれる前だが ・・・サスペンスの傑作は少なかったのでこの作品は相当衝撃的だったはずだ 。それだけにヒッチコックの独特の演出が効いていたし 緊張した中に盛り込まれたギャグが 異様な雰囲気を醸し出していた。 私が初めて見たころは、まだ風化しておらず、私はこの映画をみて自分の
ベスト5に入れた。
しかしこの作品は多くの後の監督たちにこねくり回され風化してしまった 。今の若い人たちがこの作品の面白さを知ることはないだろう。それがとても寂しく、また逆に彼らが可哀想だと思う。今の時代にこんな衝撃を与えてくれる監督はいないから。

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タンバラライ

5.0アクション映画の教科書

2021年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

わけも分からず追いかけられ、美女もやってくるがなんか怪しげ。
サスペンスと奇想天外なアクションシーンで手に汗握る展開だが、主役がケーリー・グラントなので助かっている。
エバ・マリー・セイントは美しく、真面目さが滲み出している。

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いやよセブン

2.0タイトルはかっこいいけど。

2021年6月11日
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「他人に間違われたことで、事件に巻き込まれていく」。
サスペンスな内容なのに、どこか張り詰めた緊張感に欠け。
だらっと進んでいく感は否めない。

周囲の登場人物も多いので、ちょっと区別が。

やっと終盤の像のところでドキドキしたけど。
個人的にはうーん、でした。

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ゆき@おうちの中の人

2.0最初の人違いがお粗末過ぎて

2021年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

中盤からはいいが、

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未読

3.0ケーリー・グラント

2020年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

サスペンスだと思ってたけど、結果的にはコメディと受け止める(笑)
今の時代に見るとおっかしくてしょぅがない(笑)
ヒッチコックなのでなおさらだ
大好きな映画「シャレード」でのイケメンぶりが印象的なケーリー・グラント
お相手はなんとも美しいエバ・マリー・セイント

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mamagamasako

3.0ヒッチコック監督人気作

2020年11月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

設定とか展開とか突っ込みどころありすぎだけどケリー・グラントかっこいいね。冒頭のヒッチコックかわいいね。あとエヴァ・マリー・セイントの背中が綺麗。という感想しか出てこなかったな…まぁ60年前の映画と考えると凄すぎるけど。

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みな

4.0サスペンスの代表作

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 子供の頃に見たときには前半の部分とラストのシーンしか記憶に残らず、改めて観ると「こんな映画だったのか~」と唸らせてくれる。

 サスペンスの代表作でもあるが、途中からミステリアスな部分はがわかってしまい、後半は相手の裏をかく手法が中心。しかし、この映画って後々の映画のお手本になってるのですよね。似たようなシーンの映画はいっぱいあるように思えます。テレビの『キーハンター』なんて正しくパクリですね。

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kossy

4.0The Master of Suspense

2018年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

The Master of Suspenseと称される、世界で最も有名な映画監督の一人、アルフレッド・ヒッチコック (Alfred Hitchcock)が今日の先生です!

彼の映画制作における技術は、無数のフィルメーカーたちに影響を与えてきました。

その中でも今日は、サスペンス映画になくてはならない、ストーリーテリングの部分について取り上げて見ましょう。

サスペンス映画の監督といえば誰を思い浮かべますか?

今あなたが思い浮かべたほぼ全ての映画監督、また映画はヒッチコックが証明して見せたテクニックを使いまくっています。

あげだしたらきりがないのですが、カメラワークからブロッキング、そして編集に至るまで映画の水をなす部分でサスペンス界の常識を作り上げたことは間違いないです。

「ミステリー小説が好きな人!」「はぁーーーい!」

ミステリー小説が好きな人は、何が好きかって、とても複雑に入り組んだミステリーが一つ一つ紐解かれていくところ。人が一人ずつ死んでいくのが好きっていう人は、それはもうホラー好きかサイコパスですわ。

1ページめくるたびに、少しずつ謎が解けていく感覚がワクワクするんですよね!!

そう。小説ではページの中で、言葉を使って謎解きをしていくのです。言葉を使って読者に情報を与えていく。一つでも情報がかけたら、こんがらがっちゃうから、かなり直接的に言葉に表すのが特徴です。言葉だからできることですよね。

「赤いリンゴが一口かじられて、床に転がっている」

と言われたら、みんなきにするのは赤いリンゴだけで、

「床はフローリングかな?タイルかな?」

なんてことは気にしない。それが大事なんです。

これを映画で成し遂げたのが、ヒッチコック。

例えば、監視カメラの映像で赤いリンゴが一口かじられて転がっていたとしても、それが一口かじられているのかどうか、それがリンゴであるのかどうかさえも、気づくまでの時間はかなり個人差があります。気づかない人もいます。

巨大スクリーンの中で、全員の視線をその赤いリンゴ、しかも一口かじられているところに集める必要があるのです。

一見、簡単そうですよね?

クロースアップで、赤いリンゴのかじられてる部分をよりで取ればいいじゃないと。

それが、意外と難しい。しかも自分が撮影している側になると、それに注目しなくちゃいけないのはわかってるから、目線は自然とそこにいくのですが、視聴者はそんなこと知りません。初めて見る映像でどこを見るかなんて、ひとそれぞれ。

ヒッチコックがやってのけたことは、一言では語れません。

・照明;人は明るいところに目線が行く。

・カメラ;カメラが動くと人の目はその動きに吸い寄せられる。

・ブロッキング;下からのアングルは、存在の大きさを感じさせる。

・編集;人が次のフレームで起きることを把握するには3フレーム準備がいる。

まるで、科学者のように映画を一から見つめ直しています。これが正解かどうかは、その映画自体にしかわかりませんが、確実に傾向として、またメソッドとしてこの技術は適応されるべきものではあります。

この映画を見たらわかると思いますが、

主人公ロジャー・ソーンヒルがとる行動の前には必ず、なぜその行動をとるのかという、話ののり付けのような部分があります。しかもそれは、台詞で語られるのではなく、視覚的にスクリーンに映されるのです。

有名なシーンで、荒野でキャプランを待つシーンがありますが、あそこはまさにビジュアルストーリーテリングです。全く台詞を言わずとも、物語が進んで行くのは本当にすごいことです。

とくに前半から中盤にかけてサスペンスを盛り上げていく部分で、絶対にかけてはいけない部分をまったく欠かさない。しかも100人いたら100人が理解できるほど明確に。

まさにMASTER。

ISHIBASHI秋のヒッチコック祭りが始まりましたー。

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Editing Tell Us

4.0ミステリーとラブロマンスのバランスが絶妙

2018年4月10日
iPhoneアプリから投稿

怖い

知的

難しい

NYにて広告代理店の社長を務めるロジャーソーンヒルがキャプランなる人物に間違えられたことから始まる謎の組織との頭脳戦を描いた名作ミステリーの1本。

カプランという身に覚えのない人物、そのカプランを追っているというタウンゼント氏とその手下たち、命からがらに逃げ帰ったのちに再度訪れたタウンゼント家の奇妙な様子などなど、国連での殺人シーンに至るまで全てが謎で主人公のロジャーとともに観客も全容がわからない状態で進む前半と、
カプランの正体とその目的と黒幕、諸悪の根源であるヴァンダムの登場などを謎の美女イヴケンドールとロジャーのラブロマンスを絡めた展開で進んでいく後半とのバランスが絶妙な今作。
特に国連にて出会ったタウンゼント氏が前夜に出会った人物と全く違う点と健在であったタウンゼント夫人が実はすでに死去していると明かされたシーンは鳥肌がスゴかった。

複雑なストーリー展開や登場人物の立場もあって後半は少し理解が難しいが、後半のヴァンダムのアジトの展開からエンディングまでが電光石火のテンポの良さかつ意外にもハッピーエンドでかなりの傑作だと思う。
中盤の荒野での飛行機との戦闘シーンの緊張感やオークション会場でのロジャーのキレの良さなど名シーンもたくさん。
ただの普通の男のはずのロジャーソーンヒルが一流スパイも顔負けの活躍を見せるアルフレッドヒッチコックの傑作。また観たい。

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オレ

4.550年以上前の作品なんだから。

2016年7月9日
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酷評な人も多いけど、50年以上も前の作品で普通に見れちゃうところがアメリカのスゴさよ。味があるよね。

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蒼バナナ

1.5ヒッチコックなのに。。。

2015年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヒッチコック監督の代表作品みたいにして扱われるけれど、
監督作品のなかではもっともつまらない作品のうちのひとつ。

監督ならではの展開がてんこ盛りだから、
そういう位置にあるのだけれど、おもしろくない。

ストーリーが冗長。

監督サスペンス特有のコミカルさやリズム感がない。

ヒッチコック監督作品なら他にもっと優秀なものがたくさんあります。

ただ初期007作品に貢献した映画、ということで見るなら、見ることもできるかも。。。

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wing

1.0ヒッチコックの娯楽映画

2015年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

 CIAが作り上げた架空のスパイに間違われて命を狙われる男が、冒険と恋をして、最後は自分を付け狙うスパイ一味をやっつけるという物語。
 まるで007だな。こんなことを考えながら観ていたのだが、どうやら後年、007シリーズがこの作品を参考にしたらしい。
 「サイコ」「鳥」といった人間心理の奥底に迫るような陰鬱とした雰囲気のない、分かりやすいサスペンス娯楽映画。

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佐分 利信

3.0意外と健全で単純

2014年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

単純

興奮

総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:60点|音楽:65点 )

 国際的な情報戦に巻き込まれた一般人の行動というか活躍を描く。

 同じような現代の映画に比べて案外平和というかのんびりしていて、これだけのことがあったのに主人公はたいして深刻さもみせず飄々と普段通りに振る舞う。もちろん怖いお兄さん方に追いかけらて命の危険もあったりもするのだが、昔の映画ならではの緩い演出というか緊迫感が少ないというか、非情な犯罪現場というよりは健全な雰囲気がある。
 物語の流れも結末もありきたりだし、衆人環視の中で人が殺されても犯人とみられる人物は簡単に現場から逃げられたりして大まかにあっさりと物語は進んでいく。だから結末も簡単に想像がつく。

 制作された時代では良かったのかもしれないし、大昔に観たときはもう少し面白いと思っていた記憶があるが、現代の水準からみれば平凡かそれ以下。

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Cape God