「時代を超えた楽しさと、時代を感じる突っこみどころ(笑)」プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角 めぐ吉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時代を超えた楽しさと、時代を感じる突っこみどころ(笑)

2010年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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萌える

80年代に、大好きだった本作を久々に見たところ…

モリーのあまりの可愛さにのけぞりました。
モリー、こんなに可愛かったっけ???
ファッションも、80'sファッションがリバイバルしている今、
改めてめちゃくちゃ可愛いです。

モリー演じるアンディ(モリー・リングウォルド)は、優しいけれど定職につかない父親と二人暮らし。
同じ高校に通うお金持ちのブレーン(アンドリュー・マッカーシー)に憧れているが、彼とは世界が違うとあきらめていた。

ところが、彼がアンディがバイトしている中古レコード屋にやってきて、
なんとデートを申し込まれる。
さらにプロムにまで誘われて、アンディは天にも昇る気持ちになるが、、、

もう、これこそパーフェクトに“学園映画”の決定版かも。
各園内での“階級差”、その階級を超える恋、ロッカー前での社交、そしてプロム、、、

しかし、どうしても解せないことがひとつ。
それは、相手役のアンドリュー・マッカーシー
当時から好みではなかったけれど、改めて見ても、
どこがいいのかさっぱりわかりませんっっっ

だったら、いけ好かない金持ちボンボンのジェームズ・スペイダーのが
全然よいのにーー、とつい思ってしまいました。
たぶん、本来のこの役は、ただの意地悪なゲス野郎なのでしょうが、
ジェームズ・スペイダーが演じると、“屈折した愛情表現”に見えてしまうから不思議。
(この辺にすでに後に「ぼくの美しいひとだから」「セクレタリー」をやる片鱗が…)

ぜったいこーゆータイプの方が、イザというときは案外、
うるさい外野からしっかり守ってくれそうなのに、、、
(私の男選びの目がおかしいのか???)

それにしても、ジェームズ・スペイダーにしても、
アンドリュー・マッカーシーにしても、
あまりのアダルトな雰囲気にびっくりです。
学校の中で煙草吸って床で消してるよーーー、この人たち!!

時代を感じたり、時代を超えて感じたりと、
いろいろ見所(突っ込みどころ??)が多く楽しい作品でした。

めぐ吉