フリッパー(1963)

劇場公開日:

解説

水中ショウのプロデューサー、リクー・ブラウニングとジャック・コーデンの原案をアーサー・ワイスが脚色、「フランダースの犬(1960)」のジェームズ・B・クラークが演出した幼い頃への郷愁ドラマ。撮影はTV「潜水王マイク・ネルソン」のラマー・ボーレンと「レースに賭ける男」のジョセフ・ブラン、音楽はヘンリー・ヴァースが担当した。製作はアイヴァン・トース。出演は「大酋長」のチャック・コナーズ、子役ルーク・ハルピン、いるか調教師ビクター・サンティニの秘蔵いるかミッチィ、ほかにコニー・スコット、キャスリーン・マガイヤなど。

1963年製作/アメリカ
原題:Flipper
配給:松竹映配
劇場公開日:1964年7月11日

ストーリー

フロリダ。キーズ諸島はその夏赤潮に襲われて魚は全滅、漁師たちは食べるのにも困り、毎日ボートを走らせ漁場を探し求めていた。折も折、島は大ハリケーンに襲われ、島民は家や持船を失った。島の漁師リックス(チャック・コナーズ)は、翌日船を修理するために本土へ渡り、息子サンディー(ルーク・ハルピン)は母親マーサ(キャスリーン・マガイア)とともに家の修理に追われていた。そんなある日サンディーは、銛に撃たれて流れついたイルカをみつけ、自宅のいけすに運び、餌を与え回復につとめた。イルカはサンディーにすっかりなつき、元気を回復した。サンディーとイルカは堅い友情に結ばれ、イルカの名をフリッパーとつけた。が家に帰った父リックスは無理矢理フリッパーを海に放り出した。何週間か過ぎ、フリッパーを忘れられぬサンディーは1人海に出たが、そこでフリッパーに会った。フリッパーはサンディーを素晴しい漁場に案内した。サンディーとリックスは早々漁場にかけつけ、久しぶりに大漁の魚をいけすに放した。しかし翌日フリッパーはいけすの柵を躍り越え魚を1匹残らず食べてしまった。フリッパーを探して1人海へ出たサンディーはまたフリッパーに出会い、別の漁場に案内された。父の怒りを恐れたサンディーは1人引き返して必死に魚を獲るうち、フカの群れに囲まれた。が急を知ってとびこんで来たフリッパーの活躍でサンディーは難を逃れて海に浮び上がった。が、そこには何も知らぬリックスの怒りに狂った顔があった。しかし、サンディーから事情を聞いたリックスは、自分の非を知り、自分のいけすの隣にフリッパーのためのプールをつくり、フリッパーとサンディーとの友情が変わらぬことを祈るのだった。

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