劇場公開日 1992年5月2日

「ダスティンホフマンのヤクザ怖い」ビリー・バスゲイト 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダスティンホフマンのヤクザ怖い

2012年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ヤクザに憧れる若者がヤクザに入門するといろいろ大変な思いをするという映画だった。

 主人公がいつも口を開けて戸惑っていながらも肝の太そうな感じがとてもよかった。上司に「なぜとか余計なことを聞くな」という忠告は自分の仕事や周りの何かでもとても大切な教えのように思った。自分の場合は妻によく理解して欲しいことである。何しろ、あれこれ詳細をつついても自分の得になることなんか何もないのである。不利益ばかりが露呈するということを本当に分かって欲しい。そしてそれを知った上で、つつくようなら知っても動揺したりしないで欲しいものだ。

 ヤクザになってもしんどいし、かと言って真面目に生きても冴えないばかり、どうしたらいいのか分からないので、だったら何か好き勝手にやるしかないのかなと投げやりな気分になった。

吉泉知彦