パリ大捜査網

劇場公開日:

解説

ジャン・ドリオンの小説『親指』を、「牝猫と現金」のミシェル・オーディアールとジョルジュ・ロートネルが脚色し、オーディアルが台詞を担当、「牝猫と現金」のジョルジュ・ロートネルが監督したアクションもの。撮影は「牝猫と現金」のモーリス・フェルー、音楽は「ザ・スパイ」のセルジュ・ゲンズブールが担当した。出演は「太陽のならず者」のジャン・ギャバン、「シンデレラの罠」のダニー・カレル、「牝猫と現金」のアンドレ・プッス、他にジャン・ガヴァン、フェリックス・マルタンなど。製作はアラン・ポワレ。

1968年製作/フランス・イタリア合作
原題:Le Pacha
配給:NCC
劇場公開日:1968年12月7日

ストーリー

パリ警察に長年勤務したアルベール警部の葬儀の日、彼の幼な友だちで署長のジョス(J・ギャバン)は、アルベールが死ぬまでの事情を思い返していた。アルベールは、アムステルダムへ送る莫大な宝石の護衛を命じられ、同僚のマルクと出発したが、途中カンカンを首領とするギャング団に強奪されてしまった。その夜、アルベールは死体となってアパートで発見された。検死の結果は自殺となったが、ジョスは他殺と確信した。宝石事件の黒幕がブリュネであるとにらみ、ローマへ旅発った彼の調べをローマ警察に依頼するとともに、ギャング団の連中のアリバイ追及にのりだした。容疑者のなかから、カンカンの名が浮びあがった。また、署員の一人から、アルベールにはナタリー(D・カレル)という女があったことを聞いた。ちょうどその頃、ジョスは、エルネストというヤクザが郵便局員の制服を盗み出そうとした事件を担当、尋問しているうちに、スイスからフランスに送られる二十億フランに相当する外貨をブリュネが強奪する計画を聞き出した。ジョスはこの犯罪を利用してギャング団を一網打尽にしようと決心し、エルネストを釈放した。ジョスは、ナタリーを訪ね、彼女の兄を殺したのも、アルベールを殺したのもカンカンであることを伝え、カンカンから電話があったら、指定する場所に誘い出し、二十億円の話をしてやれと吹きこんだ。カンカンとナタリーの会見が行なわれた。ナタリーが二十億円の話をすると、果してカンカンは顔色を変えた。が、その夜、彼女は、射殺されてしまった。泳がしておいたエルネストから二十億強奪の具体案を聞き出したジョスは早速行動を開始した。彼の目算どおりカンカンは列車を襲撃、外貨をフランに交換すべくブリュネがまつ製糖所に来た。が、そこではブリュネが手錠をかけられ、立っていった。カンカンはブリュネを射殺したが、彼も物蔭にかくれていたジョスに射殺された。そして武装警官の一隊があらわれ、カンカン一味を全滅させた。

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