劇場公開日 1976年12月11日

「「思春期」前、今なら「男子」かな〜」トリュフォーの思春期 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「思春期」前、今なら「男子」かな〜

2017年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

邦題が「思春期」となってるけど、差し詰め今なら

「トリュフォーの『男子』」とかがふさわしいかも〜〜

女の子や幼児も出てくるけど、
梅佳代さんの写真集「男子」みたいに、
小学校の5年生くらいの、まだ、中二病では無いけど、
ちょっとだけ性への興味も出てきて、
大人の裏表の使い分けも何となく理解できて来る年頃の
瑞々しい少年達の日常を、付かず離れず追った作品で
一つ一つのエピソードの積み重ねが楽しいし笑えるし、
結構ちゃっかりしてたりして、いかにも子供らしい話もあれば、
社会の不条理に子供ながらも必死に立ち向かっている姿もあって
特に有名な役者さんも、衝撃的なことも起こらないけど
全然飽きることなく観られました。
まさしく現代の「男子」「女子」達にも観せてやりたい。

こういう映画は「午前十時の映画祭」ならではなので
観ないと勿体ないよな〜〜

星のナターシャ