劇場公開日 2022年8月19日

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「【香港の夜に生きる孤独な5人の男女の、夫々の”Only You"の想いを、クリストファー・ドイルの手持ちカメラでスタイリッシュに描き出したアーティスティックな作品。】」天使の涙 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【香港の夜に生きる孤独な5人の男女の、夫々の”Only You"の想いを、クリストファー・ドイルの手持ちカメラでスタイリッシュに描き出したアーティスティックな作品。】

2022年7月20日
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鑑賞方法:VOD

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■顔を合わせることはほとんどない殺し屋(レオン・ライ)とエージェントの女性(ミシェール・リー)。
 エージェントは殺し屋に惹かれていたが、ある日、彼は突然姿を消してしまう。
 一方、エージェントが住むマンションの管理人の息子で、幼い時に腐ったパイン缶を食べたために口が聞けなくなったモウ(金城武)は、ある日、失恋の傷が癒えない女(チャーリー・ヤン)に心惹かれて行くが・・。
 殺し屋に妙に絡むハンバーガー屋で会った金髪の女(カレン・モク)。

◆感想
 ・というストーリーらしきものはあるが、今作に起承転結の物語を求めると、肩透かしを食らう。

 ・今作は、「欲望の翼」以上に、ストーリーを魅せるというよりは、クリストファー・ドイルによる、手持ちカメラでスタイリッシュな映像や、劇中に流れる5人の男女の心持をモノローグで流す手法を堪能する映画である。

<殺し屋とエージェントの女性、モウと失恋の傷が癒えない女性との関係性を、夫々の"Only You"の気持ちを絡ませて描いた、アーティスティックな作品。
 ラストに流れる、”ヤズー”のカヴァー曲”Only You"が、見事に5人の男女の恋愛群像劇を締めくくった作品でもある。>

NOBU