劇場公開日 1979年1月20日

「物語は無茶苦茶だが、見終わった後に残る感触は悪くない」天国から来たチャンピオン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0物語は無茶苦茶だが、見終わった後に残る感触は悪くない

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

総合:60点
ストーリー: 45
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 65

 物語は荒削りでかなり無理がある。事故の衝撃の大きな音がして事故が起きたてしまったことがわかり、死体も火葬されているのに、劇中で「運動選手だから事故を避けられていた」とか言ってみたり。異なる体で世界最高レベルのスポーツ競技に簡単に順応してみたり。あと50年生きるはずの主人公は、いきなり時間切れで消え去ることになるし、愛する人を亡くしたばかりで悲しみに暮れているはずの女性は、会ったばかりのアメフト選手を見て簡単に乗り換える。このようないいかげんな設定と物語はけっこうB級な匂いがするし、時代もあって天使が消えたりする映像効果もしょぼい。
 だが健全な映画を作ろうとしている意気込みは伝わってくるし、だから物語に違和感を感じつつも見終わって悪い気はしなかった。所詮はコメディだから物語にそれほどこだわる必要もないのだが、でもまあ総合得点としてはこんなものかな。

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Cape God