劇場公開日 1999年10月9日

「踏んだり蹴ったりのステファン・スカルスガルド」ディープ・ブルー(1999) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0踏んだり蹴ったりのステファン・スカルスガルド

2020年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アルツハイマーを撲滅して欲しい者としては何とか博士に頑張ってもらいたいと手に汗握りました。普通の海洋パニック映画と違い、予想のつかない展開が面白い。生き残るのは誰か?という推測も全くはずれてしまうところもいい。『ジョーズ』に次ぐくらいのサメムービーだと思ってるのですが、科学者のエゴみたいな部分もさらけ出し、最終的には檻からサメを逃がさないことに専念するように変わるスーザン(サフロン・バロウズ)も魅力的。

 複雑な構造の元補給基地の研究所。水圧の違いや階ごとに水没してたりしていなかったり、立体迷路のような雰囲気は『ポセイドン・アドベンチャー』のようだった。LL・クール・J演ずるプリーチャーの面白い台詞、サメについてのウンチクも得られる内容だし、アルツハイマー特効薬に関しても奥が深い。

 やっぱり見どころは製薬会社CEOでありながら冒険家のサミュエル・L・ジャクソンですね!初めて見る方はビックリすること間違いなし。

kossy