劇場公開日 1973年9月15日

「わざとらしい偽の見せ場がない一流の暗殺物映画」ジャッカルの日 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5わざとらしい偽の見せ場がない一流の暗殺物映画

2013年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

興奮

知的

総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 80
演出: 90
ビジュアル: 70
音楽: 65

 一般的な映画で思い浮かべるような派手なアクションがあまりない。むしろ淡々とそれでいて慎重に細かく殺しの準備をしていく。観客にとってわかりやすい見せ場が少ない。でもだからこそ真に迫った緊迫感と迫力が出る。わざとアクション場面を取り入れる子供騙しではなく、この地味な周到さこそが本当のプロの殺し屋なんだと思わせる。だからこそこの作品は一流のアクション・サスペンスと認められる。物語や舞台背景もしっかりとしている。

コメントする
Cape God