劇場公開日 1975年2月8日

「落語のオチ‼️」サブウェイ・パニック 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0落語のオチ‼️

2024年2月3日
スマートフォンから投稿

笑える

怖い

興奮

ニューヨークの地下鉄が4人組の男にハイジャックされ、乗客と引き換えに現金100万ドルを要求。1時間のタイムリミットの中で、公安部部長が犯人との交渉にあたるが・・・‼️犯人たちが互いに色で呼び合うのは「レザボア・ドッグス」の元ネタ‼️冷酷で切れ者なロバート・ショウのブルー、マーティン・バルサムのくしゃみ男グリーンなど、キャスト陣が素晴らしいですね‼️電車が駅に停車するたびに一人ずつ、ハイジャック犯が乗り込んでくるオープニングはワクワクします‼️当時流行していたパニックもの、ハイジャックものを融合させ、身代金が届くか届かないかのサスペンス、地下鉄トンネル内での大銃撃戦、クライマックスの電車が暴走するスペクタクルまでスピード感たっぷりに、ハラハラドキドキさせてくれます‼️事件にまるで気づかないアル中の女性や、人気も指導力もない市長、やる気のない公安局の面々まで、当時のアメリカ社会を象徴するような描写も奥深いですね‼️線路で感電死するラストで見事な顔芸を見せるロバート・ショウ‼️強烈です‼️くしゃみが思わぬ伏線となり、"Gesundheit" (お大事に)で全てが解決してしまう、まるで落語のオチのような、粋なラストも最高‼️うまい‼️

活動写真愛好家