鬼喰う鬼

劇場公開日:

解説

親孝行な女幽霊を救い、悪法師の妖術と対決する青年道士の活躍を描いたコメディ・ホラー。エクゼクティブ・プロデューサーを兼ねるのは主演のサモ・ハン・キンポー、監督は「霊幻道士」シリーズのリッキー・リュウ、脚本はバリー・ウォン、撮影はトム・ラウ、音楽をローウェル・ローが担当。出演はジャニス・オンほか。

1989年製作/香港
原題:鬼咬鬼 Encounter of the Spooky Kind II
配給:松竹富士
劇場公開日:1991年4月13日

ストーリー

ポウ(サモ・ハン・キンポー)は貧乏なため婚約者のチュウ(ミミ・カン)の親に嫌われている。何とか金持ちのライヴァル、シイ(イップ・ウェンゾウ)を出し抜こうとするが、逆にシイと大喧嘩になり、怒ったチュウの父に端午の節句までに金を作らねば婚約解消だと言われてしまう。困ったポウは師匠の霊幻道士であるカウ(ラム・チェンイン)に金を借りて屋台を開くが、すぐ前にシイの豪華な店がオープン、カウまでそっちに行ってしまい、唯一来たのは女幽霊のシュホ(ジャニス・オン)だけだった。その後を追って彼女が盲目の母の面倒を見るために成仏できないでいることを知って同情したポウは従兄弟に化けて母娘の世話をすることにするが、そうとは知らないカウはシュホに偶然出会って幽霊退治をしようとし、驚いたポウは思わず師匠であるカウを殴ってしまう。結局シュホと母娘はカウのもとに引き取られることになるが、その間にもシイ、そして彼と組んだ悪法師の妖術がポウを狙っていた。幽体離脱で難を逃れたポウの魂は体に戻ることができなくなり、代わりにシュホの霊が彼の体に入る。今度はシイと悪法師はシュホを襲い、そこへ駆けつけたカウとポウの弟分のホイはポウの魂を体に戻し、彼女を救う。が、まだ懲りないシイと悪法師は毒素を使ってチュウの父親に呪いをかけ、カウ、ポウ、ホイの三人は彼を救うために悪法師の根城である洞窟に向かう。そこで妖術合戦を繰り広げた末に見事彼を救い出すのだった。

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