おかしなおかしな成金大作戦

劇場公開日:

解説

ある場所に大金を隠して息を引き取った男の遺産をめぐる宝探しを描いたスラップスティック・コメディ映画。製作はスティーブン・キーステン、監督は「レッドソニア」のリチャード・O・フライシャー、脚本はルディ・デ・ルカ、撮影は「ランボー 怒りの脱出」のジャック・カーディフが担当。出演はエディー・ディーゼンほか。

1987年製作/アメリカ
原題:Million Dollar Mystery
配給:松竹富士
劇場公開日:1988年4月29日

ストーリー

その日、アリゾナのメサに近いダイナー「アパッチ・エイカーズ」はいつになく混雑していた。そこへやって来た温厚そうな初老の紳士シドニー・プレストン(トム・ボスリー)。ところが彼はカウンターに座るやいなや、突然心臓発作に襲われ、ある橋のたもとに400万ドル隠している、と言い残して息を引きとった。折しもFBIがシドニーを指名手配している報がテレビから流れ、リビアのスパイである彼がつい最近、報酬として400万ドルを受け取っている事実が明らかになるや、目の色が変わったのはここにつめかけていた総勢9人の客達。そして彼らにこのダイナーの主人兄妹も加わって、ナンセンスな混乱とドタバタに満ちた<お宝探し>のゲームが始まるのだった。そして道中で次第に彼らにからんでゆくFBI捜査官、ハイウェイ・メンテナンス、2人のプロレスラー、スピード違反取り締まりの警官と婦人警官…。金は100万ずつ4カ所に隠されており、一行はいつももう一歩のところまで金のありかを突きとめるが、事あるごとにちょっとしたくだらないミスから大枚の紙幣を宙に散らしてゆく。しかし彼らは飽くことなく、残りの金をめざし、車、バス、オートバイ、気球船、ジェット機と乗り継ぎ、手を変え品を変え、仲間たちを出し抜き、この狂気のような宝探しは続いてゆくのだった……。

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