劇場公開日 1998年12月12日

「ありがとう午前10時の映画祭」アルマゲドン CBさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ありがとう午前10時の映画祭

2022年7月15日
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鑑賞方法:映画館

とうとう、観た。
午前10時の映画祭を観るためには、午前休が必要だから、年に一度がせいぜい。今年は「アルマゲドン」だ!

あはは。楽しかった。大声で怒鳴り、大爆発し続けているうちに終わった。最後に父親と娘がほろっとさせた。うわあ、書いてみるとなんてブルースウィリスな映画なんだろ。基本的にダイハードじゃない? やることすべて上手くいかないし。

150分の中にさまざまな不幸な出来事が埋め込まれていてもうめちゃくちゃ盛りだくさん。よりによって不明な金属床の上に着陸しちゃうし、脱出しようとするとなぜかエンジンはかからないし。今上げた不幸で、全体の1/10くらいかな(笑)。
そしてその不幸を石油堀達がさすがの「掘ること」のノウハウや技能を駆使して乗り越えていく…だったら凄い映画になるんだろうが、そこは「アルマゲドン」。全くそういうものは見せません。主人公を含めた彼ら全員がやることは、叫ぶことか、面白いことをやることだけ。これぞ、(薄っぺらな)ハリウッド映画だ! って感じ。ただ、それなのに、なんだか彼らのことを好きになっていることが、この映画を人気作に君臨させているのでしょうね。おれも、彼らが大好きです! 映画を観終えた後も、残念ながらただの変なヤツらにしか見えないけど。

宇宙の彼方から、地球を滅ぼそうと隕石怪獣が地球に向かって来る! 外からいくら攻撃しても、ちっとも効かない! 地球防衛軍は、怪獣の身体に穴を掘り、核爆弾を埋め込んで爆破する、という作戦のために
噂の穴掘り名人たちを集めて宇宙に飛び立ったのであった…という怪獣映画を観た感じだなあ。

変な言い方になっちゃったけど、とにかく楽しいです。楽しむための映画です。ツッコミ所は満載なんてもんじゃないけど、そんなこと気にせずに、ジェットコースターを楽しむ間隔で楽しんでください!!!

おまけ
そうそう、俺も泣けました。父親だからかな。お爺さんだからかな。

おまけ2
ロシアの宇宙飛行士大活躍で世界平和のために嬉しい話ですが、エンジンを始動させる「ロシア極秘のテクニック」はさすがにひどすぎないですか? 真空管時代のテレビじゃないんだから(笑)

追記
当時の多くの若者を映画に誘なう入り口になったんだろうなあ、と思いました。特に、公開された1998年に中高生くらいだった人たち、2022年の今35〜45歳くらいの人たちかなあ。自分にとっては、それが18歳で観た「スターウォーズ」だった。こういう映画って、すごく大切なんだと思います。

CB
pipiさんのコメント
2022年8月14日

あー!
ダイ・ハードだって書いていたの、どなただったかなぁ?と思って皆様のレビュー読み返しまくったのに見つけられなくて、諦めて投稿したらば、、、

CBさんでしたかぁ♪
うん、うん。流石のご見識。
そうなんですよね、映画としちゃあ酷いものなんだけど、キャラクターとしては憎めない、愛すべき奴らなんですよね。

ただ、娘と彼氏だけは、私はダメでしたぁ(笑)

pipi
りあのさんのコメント
2022年7月26日

コメントありがとうございます。
確かに、引力以外にもツッコミどころ満載なのかも。気にせず観た方が良かったですね。
素敵なレビューこれからも参考にさせていただきます。

りあの
大吉さんのコメント
2022年7月26日

たくさんの共感とコメントまでいただきありがとうございます。
私にとっての入り口は、中学生の時に観た「タワーリングインフェルノ」でした。

大吉
CBさんのコメント
2022年7月15日

あはは。その気持ちもわかります。ぶっ飛んでますからね〜

CB
近大さんのコメント
2022年7月15日

痛快なエンターテイメントとして見ればいいのですが、どうも自分は昔から合わなくて…(^^;

近大