蘇える金狼(1998)

劇場公開日:

解説

表は平凡なサラリーマンだが、裏で巨額の金を大企業から恐喝しようとする男たちのハードロマン。1979年に大藪春彦の原作を村川透が監督し、松田優作主演で映画化された作品のリメイクである。監督は「フリージア/極道の墓場」の渡辺武。脚本は木村雅俊。撮影を「中国の鳥人」の三好和宏が担当している。主演は「BEAT」の真木蔵人。

1998年製作/101分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ配給(配給協力*ゼアリズ)
劇場公開日:1998年2月21日

ストーリー

まだ、空き地に土管があった時代。少年・哲也と由紀夫は空き地に秘密基地を作って遊んでいた。少年の夢が詰まったその場所は、彼ら二人のなくてはならない遊び場だった。ある日、土地開発のブルドーザーによって撤去されてしまった。そして、看板に磯川製薬の文字が──。20年後。磯川製薬の経理部に勤める朝倉哲也は、真面目さが取り柄のしがないサラリーマン。だが、天才コンピュータープログラマーのルリ子とともに磯川製薬の乗っ取りを画策していた。手始めに、会長の娘婿で社長・磯川達彦のセックス・スキャンダルビデオを元に彼に揺さぶりをかける。挑発にのった達彦は山田経理部長に手を回す。これを察知した哲也は、調べを進めていく内に裏帳簿の入った光ディスクが八王子の第4研究所にあることを突き止める。しかし、新薬開発を行っているため、セキュリティ・チェックに虹彩認識を使用するなどかなり厳しい。さらに、ディスクを読み込むにもパスワードが必要なのだ。旧友の桜井由紀夫を仲間に引き入れてディスク強奪作戦を敢行する。IDカードはなんとかコンピューターで解析したものの、虹彩認識システムがクリアできない。しかし、由紀夫が山田経理部長を殺し、その眼球を持ってきたことによって解決、見事ディスクを入手することができた。そして、同時に第二次大戦中のものと思われる、暗号だらけの極秘資料も──。光ディスクのパスワードがわからないまま時間は過ぎていった。業を煮やした哲也たちは、社長秘書である永井京子に近づき、彼女のメモ帳の中にあった暗号からパスワードの解読に成功した。やっと解読できた!と部屋で一人喜びに耽るルリ子。だが、外部からのアクセスを逆探知した達彦は、雇っていた殺し屋の月島たちを差し向け、ルリ子を拉致しようとする。それを見ていた由紀夫はすべてが発覚することを恐れ、ルリ子を殺してしまう。そして、とうとう磯川製薬の会長が動きだし、事態の収拾に乗り出した…。

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