劇場公開日 1979年8月25日

「完全な松田優作劇場。映画の出来は二の次」蘇える金狼(1979) resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5完全な松田優作劇場。映画の出来は二の次

2022年3月16日
PCから投稿

以前に視聴したようなしていないような微妙な記憶。
スタート後も全然記憶が蘇ってこない。小説を読んだのは間違いないとおぼろげに思い出したが・・・という状態なので、初視聴気分で見れたのは良かったと思う。

ざっくり言えばテレビ探偵物語のハードシリアスバイオレンス〝エロス”強化版といったところ。
中盤からラストに向けてかなり散漫化し、正直間延びし過ぎて脳の血流が悪化することもしばしで映画の出来自体は宜しくないと思う。
しかし、松田優作を堪能するという意味では十分以上であり、結構それで満足できたのも事実。

そして、ラスト間際の空港でよろめくシーンでようやく、これは一度見たと思い出した。(それだけ作品の印象は薄かったということ)

やはり松田優作は文芸作などより、狂気を内に秘め炸裂させるこういったバイオレンス路線の方が適役だったんだなと再確認。

10年後くらいにまた見てみましょうか。笑

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resuwisshu311