宗方姉妹

劇場公開日:

解説

小津安二郎が松竹を離れ、はじめて新東宝で製作した作品。日本の伝統的な価値観を大事にし、ニヒリストめいた夫に耐え続ける姉と、そんな姉に反発する現代的な妹の対比を通して、戦後の日本の家庭の崩壊を描く。原作は大佛次郎。

1950年製作/112分/日本
原題:The Munekata Sisters
配給:新東宝
劇場公開日:1950年8月8日

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映画レビュー

5.0「新しい、ってことは古くならないもののことなの」

2023年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

知的

姉(田中絹代)は結婚しているが、夫(山村聡)が失業し実家で暮らしている。
妹(高峰秀子)は未婚、義兄を毛嫌いしている。
父(笠智衆)はガンで余命半年、別荘でひとり暮らしだ。
姉妹はバーをやっているが、姉の元カレ(上原謙)がやってくる。
妹は元カレを応援するが、姉は・・・。
小津安二郎が東宝で撮った作品で、姉の台詞、「新しい、ってことは古くならないもののことなの」がすべて。

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いやよセブン

3.5なかなか味のある良作

2023年12月14日
Androidアプリから投稿

1950年、占領下の日本、戦後押し寄せる新しい波と古くから美徳とされた伝統がせめぎ合い、最終的にそれらがコンバインドされて話は完結します。

新しい波の象徴が高峰秀子さん、上原謙さん
伝統の象徴が田中絹代さん、山村聰さん

ってとこですか・・・

自分自身を滅することでしか妻を幸せにできない山村聰の生き方は、敗戦に打ちひしがれた日本人の心の痛みを体現しているのかなとも考えられ、妙に身につまされました。

ふたりで並んで道を歩く場面、斜め後ろからのカットをみると、きれいに足の運びがシンクロしてるんですよ。

いかにも小津安二郎らしくて、画面に釘付けになりました。

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ちゆう

3.5小さな波のある家庭映画、 当然だが姉妹の会話が多い

2020年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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KEO

3.5観賞後のモヤモヤ感が半端無いですよ。

2020年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

観賞後のモヤモヤ感が半端無いですよ。

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Mr. Planty
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