ぼくらの七日間戦争

劇場公開日:

解説

校則に反発して廃工場に立て篭った中学生と教師や親など大人たちとの戦いを描く。宗田理原作の同名小説の映画化で脚本は前田順之介と菅原比呂志が執筆。監督はこれが第一作となる菅原比呂志、撮影は河崎敏がそれぞれ担当。

1988年製作/94分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1988年8月13日

ストーリー

ある日、校則に反発した青葉中学の一年・菊地ら男子生徒8人が失跡した。彼は自衛隊の廃工場に立てこもっていたが、学校側は体面を取りつくろうばかり。そのうち、ひとみら女生徒3人も加わり、11人での自炊生活か始まった。しかし、居場所がバレて教師や親が説得にやってきた。その場はなんとか追い返したが、子供たちはバリケードをつくり武装を始めた。体育教師の酒井らはエンジン・カッターで工場のシャッターを壊して侵入。ひとみらは地下からついに戦車まで持ち出した。学校側も機動隊の出動を要請したが、どさくさに紛れ、ひとみらはマンホールから外に脱出するのだった。

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映画レビュー

1.0団塊と団塊ジュニアが…

2024年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

寝られる

原作者も監督も、全共闘の団塊世代… なぜ今(公開当時の1988年)の若者は
闘わなくなったのかと、団塊世代である親・教師達が敵となり、団塊ジュニアに
コテンパンに、やられる…
団塊世代がスクリーンの中で子供達に良い様にイジメられ、マゾみたいに
喜んでいる、情けない作品…
団塊ジュニアについても語らねばならない… 尾崎豊の歌を聞いて大人の
管理社会に立てつく「自由を!!」と、やたらに叫ぶ連中…
しかし、当時の団塊ジュニアに明確な大人に対しての要求や認めて欲しい
「何か」が、あったわけでは無い。
尾崎世代は現在50代であり、尾崎が歌詞で「酒浸りの中年達」と批判していたが
自分等が、その「酒浸りの中年達」の情けない大人になり下がる…
団塊と団塊ジュニア…どっちもどっちである。
捕捉だが、この映画の主人公は宮沢りえと勘違いしている人が多い様だが
主役は菊池健一郎。
映画製作中、当初の予定に無い宮沢りえの個性が発揮され、急遽シナリオを
変更し、後半は彼女が中心に物語が動く…
最後はネタバレになるので詳しくは書けないが、あれだけの騒動を起こした
少年少女達が、逮捕も拘束もされないっていうのは、リアリティーとして
おかしい…
ラストのTMネットワークの主題歌「SEVEN DAYS WAR」が神曲であり
世界の「TK」こと小室哲哉の力が発揮される。
こんなバカ映画に「TK」の曲なんて、正に猫に小判。
だから、続編の「2」では、違う歌手になったでしょ…

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777

3.0夏休みを感じた。

2024年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

YouTubeの角川チャンネルで視聴。

原作は未読だけど、軽く調べた感じだと時代風刺の描写が消され大きく内容がチープに変わってるらしい。

原作が好きな人は大きく不満だろうけど、恐らく原作リスペクトの映画化作品ではない。
小・中学生の夏休みに見るものじゃないかな。殴る蹴るの暴力が無いので、調度良いんじゃないだろうか。ウケそうだと感じた。

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ひつじ

4.5Boys and Girls be ambitious.

2024年8月11日
iPhoneアプリから投稿

YouTubeで角川から2週間限定で配信していたので視聴しました。

子供の頃に何度も本作は観ていましたが本当に宮沢りえが可愛い笑

ハンバーグ捏ねるシーンが好きだったなぁなんて回想に浸りました。

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Yum

3.0宮沢りえさんと賀来千香子さんの明るさ華やかさは、まるで闇の中で輝く星のよう

2024年8月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

現在は、家庭でも職場でも暴力をふるうこと自体が悪いことというのが常識である。
1980年代の義務教育では指導の一環として体罰は必要と思われていた。そのため、殺人にならない程度の暴力はどこにでも頻繁にあり、喧嘩するのも見るのも慣れていたものだ。

今作は、中学生の男子生徒8名プラス同じく中学生の女子生徒3名の合計11名がボイコット運動をする話。
原作小説は未読。
見どころは中学生が戦車を操縦するシーン、生徒たちの私服が当時流行のファッション、宮沢りえさんが輝いていること、賀来千香子さんも可愛らしくて素敵な先生を演じている。

音楽の担当は小室哲哉さん。
TM NETWORのアルバムCD『CAROL』(1988年発売)は今も大事に保管していて時々聞きたくなる。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年公開)のテーマソング『Beyond The Time』が6曲目に、7曲目に今作の挿入歌でもありエンディングソングでもある『SEVEN DAYS WAR』のアレンジバージョンが収録されている。

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Don-chan

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