花の兄弟(1961)

劇場公開日:

解説

「サラリーマン清水港」の笠原良三が脚本を書き、「かげろう侍」の池広一夫が監督した娯楽時代劇。撮影は「お兄哥さんとお姐さん」の本田平三。出演は「おけさ唄えば」でも共演の市川雷蔵と橋幸夫。

1961年製作/86分/日本
配給:大映
劇場公開日:1961年12月27日

ストーリー

父の仇を求めて諸国遍歴中の香山市之進は、香具師お仙と道づれになる。泊った旅篭の亭主から、尋ねる仇の相坂伊織がこの界隈のヤクザ仲間に身をかくしていると聞かされるが、懐中物を掏られたのに気がついて意気消沈。背に腹はかえられず、お仙の商売ガマの油売りの片棒を担ぐことになる。大道で開業中、市之進に試合をいどんだのは、大親分勘右衛門の娘で勝気なお玉だ。ところが見物の中に数年前に別れたきりの弟新次郎の顔を見つけ、その方に気をとられた市之進は思わぬ不覚をとってノビてしまう。新次郎と再会を喜び合ったのもつかの間、弟が勘右衛門親分の身内になっていると知って、謹厳な市之進は義絶を申し渡す。が、仇の動勢をさぐるため、意を決して勘右衛門の子分に加えて貰う。新次郎は先輩風を吹かして、兄を口惜しがらせる。数日後、子分の金平たちは、ヤクザ修業の三カ条を教えにかかるが、かえって手玉にとられたばかりか、お玉までが市之進に首ったけと判って大クサリ。丁度その頃、恋人お美津とあいびき中の新次郎は、横木の剛八一家の子分たちにひやかされてカッとなり、殴りつけてしまう。翌朝、横木一家から子分の一人が死んだので詑びに来いとの話。市之進は単身、乗り込んで横木一家を叩きのめす。執念深くも剛八はお玉を嫁と難題を持ちかける。勘右衛門は、苦しまぎれに「娘の相手はもう決まっている」と口をすべらしたため、市之進が仮の相手役に選ばれて祝言をあげる。初夜の床で、お玉は「わたしは本気だったのよ」と市之進を悩ます。剛八の用心棒から、勘右衛門こそ仇伊織と聞いた市之進は勘右衛門に事実をただすが、相手に罪がないと知って積年の恨みも氷解。かくて、市之進と新次郎は見事な長ドスさはきで、剛八らを討ち取る。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0歌謡映画

2023年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

市川雷蔵が主役だが、人気の橋幸夫が何曲も歌ってくれる。
主人公(市川雷蔵)は仇討ちで貧乏しているが、ひょんなことから別れた弟(橋幸夫)と出会う。
仇がヤクザの助っ人になったことを知った主人公は、ヤクザに入門することに。
市川雷蔵のコメディ演技は素晴らしい。

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