劇場公開日 1965年9月18日

血と砂(1965)のレビュー・感想・評価

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5.0素晴らしい反戦映画です

2020年10月26日
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独立愚連隊シリーズの最後の作品
それだけに第一作へのオマージュが沢山あります
佐藤充と三船敏郎の出演、見習士官の死の真相、慰安婦の登場、銃殺シーンなどなど
リメイクと言っても良いのかも知れません

軍楽隊少年兵をメインに据えたことによって、戦争の無意味さが明確に打ち出されており見事です

日本のいちばん長い日にこんな物語が戦場でもあった訳です

素晴らしい反戦映画です

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あき240

5.0埋もれているのが残念

2020年10月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

従軍慰安婦という、タブーの要素が入っている。
これがあるから色々と問題があるのでしょう。
しかしこれほど、軽快で、「戦争」という重苦しい背景がありながらも
コメディチックに、明るく描いている映画は他にないのではないか。
これが表に堂々と出すことが出来る日を、心から待ちたいと思います。

お春さんは、この映画のヒロインの女性は非常に可愛らしく可憐で
かつお茶目で女性にも好かれるような素敵な女性で、
韓国の人も安心して楽しく観ることの出来る映画として、素敵な役割を果たしています。

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ひぃちゃん

4.0こんなにも明るく戦争を描く

2019年10月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昔の映画は戦争の捉え方が違う。戦争は嫌だとか切ないとかそういう感情をひとまず抑えて、でも戦争の中にも楽しいときだってあるんだと描く。底抜けに明るい楽隊を観たとき、こういう作品があるのかと衝撃を受けた。バッドエンドではあるが、戦争の描き方が昨今の映画と全然違う。

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さすまー

4.0三船敏郎、伊藤雄之助、佐藤允、仲代達矢

2019年8月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

戦争映画でありつつ娯楽作とはどのようなものであるか?岡本喜八監督はその答えを教えてくれる。それも容赦のない形で。

軍楽隊がいきなりジャズ! 若い兵士が各楽器パートで呼ばれ、最前線でありながらとぼけたユーモアを交えつつ三船敏郎の曹長に鍛えられていく。しかし、そんな中でドライなタッチで人が壮絶に死んでいくのだ。
そしてラストの攻防戦の凄まじさ!!聖者の行進の響きと終わらない爆撃。身震いするほどの熱いメッセージ。いやーまいりました。こんな反戦映画は見たことなかった。

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散歩男

5.0少年たちを生き延びさせようと思って女を抱かせてやるというのが根本に...

2018年8月25日
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平一

3.0笑いと涙の戦争ミュージカル

2018年6月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

少年軍楽隊の高らかな演奏で始まる「聖者の行進」、ラストは同じ曲で一人ずつ死んでいくなか演奏される爆撃の嵐。

ひとりだけの従軍慰安婦のミューズと童貞たちのコミカルなやり取り。

中盤の火葬場(ヤキバ)でのエンタメたっぷりの行き詰まる攻防戦がハイライト。

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mimiccu

5.0最高傑作ではないか?

2018年6月1日
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笑える

悲しい

怖い

この映画が制作された同じ年、黒澤明の赤ひげが公開された。
赤ひげをみて脚本家の橋本が言った言葉は有名だ。

この赤ひげは脚本と違うぜ。

赤ひげで黒澤明は三船敏郎を使わなくなった。色々理由は囁かれているが本当の理由は・・・

黒澤明は才能が枯渇したのは三船ではなく自分だと気がついたのではないだろうか?
同じ年に公開されたこの作品を見て。
赤ひげの三船は半分終わっているが、この作品の三船は輝いている。
これは戦争体験者の監督が伝える本当の戦争映画だ。

あと、書いておきたいことがひとつ。
ペキンパーという結構有名な監督がいる。その監督の代表作がワイルドバンチ。ラストがそっくりなこの映画をペキンパーは見たんじゃないかと思う。

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タンバラライ

5.0これが戦争

2017年8月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

悲しい

第二次世界大戦末期の中国戦線、やってきたのは音楽学校を卒業したばかりの若者たちで、楽器を手放さない。
彼らを率いるのが勇猛果敢で正義感の強い男(三船敏郎)、隊長(仲代達也)に命じられ、全滅した砦の奪還に向かう。
ディキシーが効果的に使われていて涙を誘う。

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いやよセブン

4.0岡本喜八監督作の戦争ミュージカル映画。 大戦末期に中国戦線に派兵さ...

2015年5月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

岡本喜八監督作の戦争ミュージカル映画。
大戦末期に中国戦線に派兵された音大出たての少年兵とベテラン曹長のお話。

オープニングいきなりの愉快な「聖者の行進」演奏シーン。
従軍慰安婦を交えたコメディだったのが、後半は壮絶な戦闘シーンが続く。
そして悲しすぎる「聖者の行進」の演奏で作品は終わる。

「三船敏郎」「伊藤雄之助」「佐藤允」「天本英世」と若い新兵たちの素晴らしい演技。
なんといっても従軍慰安婦役の「団令子」が可愛かったなぁ。
笑いと涙の反戦映画でした。

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伝馬町