「恐山に行ってきました」田園に死す ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
恐山に行ってきました
寺山作品を鑑賞するのは、恐らく25年振り位です。最近、初めて恐山に行ってきました。別府の地獄谷の様なごつごつした岩と直ぐ後ろには新緑に溢れた山があり、この景観があの世っぽく感じたのかもしれないですね。
作品の印象は、フェリーニを日本のアングラで味付けし直した感じでした。当時のアングラ演劇って、欧州の影響を受けてるんですかね?
第二次性徴での妄想や葛藤を描いていましたが、凡人には理解できない頭の作りなのでしょう。クリエイターは分裂気質でないと作品を生み出せないですよね。多くの訳の分からないもの(思考)が襲ってきて混乱した描写もフェリーニ的と感じました。もっとも、フェリーニの影響を受けていない映画監督は居ないとは思いますが。
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きりんさんのコメント
2023年10月29日
この映画は未鑑賞ですが、
「恐山」、行かれたのですね。
山の上に出現するまさかの青い海原。白砂の浜。
長野県から下北半島まで、車で到着するまで、そしてイタコの口寄せを待つ間の、廊下で並ぶ3時間のあいだ、僕は胸が迫って涙でボロボロだったのですが、死んだ従兄妹と語り合って気持ちが晴れました。
あれはそのための癒やしと再出発のための施設だったのですね。
フォロアーのミカさんと同じ土を踏んだとはwow!なんだかとっても不思議で、少し嬉しい思いです。
talismanさんのコメント
2023年6月3日
青空のもとなら怖くないんですね!奥入瀬川沿いに歩いて(車も使いつつ)十和田湖に着いたらパッと視界が広がった感動が私にとっての青森かなあ。11月でした