劇場公開日 1974年12月28日

「斬新なイメージや表現手法は横尾忠則の作品と通じるものがある 現代アートといって良いだろう」田園に死す あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0斬新なイメージや表現手法は横尾忠則の作品と通じるものがある 現代アートといって良いだろう

2020年2月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

70年代前半のアングラカルチャーが濃縮されて閉じ込められてある
ストーリーや映像に大した意味はない
そのイメージや表現手法を楽しむべきだ

当時の新宿や渋谷のアングラ文化の空気が立ち上るそんな映画だ

では21世紀に生きる私達が本作を観る意義や意味は何なのだろう?
斬新なイメージや表現手法は横尾忠則の作品と通じるものがある
現代アートといって良いだろう
こそに価値を感じられなければ厳しいだろう

この芸術性を評価できないなら、当時新宿や渋谷を知る老人達の回顧趣味でしか価値も意義も残ってはいないだろう

本作のイメージに何かしら感銘を受けたなら、神戸に横尾忠則現代美術館を訪ねると良いと思う
より深く本作の世界に触れる事ができると思う
JR灘駅から徒歩5分程のモダンな美術館です
居心地のよいカフェもあります

あき240