見たい度推移(赤線は公開日)


芥川賞作家、辻仁成が「天使のわけまえ」に続いて手掛けた監督第2作。豊川悦司と大沢たかおという色気ある男二人の顔合わせを実現させ、静謐な抒情詩を綴っている。能登半島の海岸に建つ民宿。余命1ヵ月と診断され、思い出のこの地を訪れた男ツルギは、亡き恋人の娘ユマと出会う。やがて親交を深めていく二人の前に、自殺願望の青年トガシが現れる……。全体的に散文的でゆるやかな構成。海を横切る船に手旗信号を送り続けるユマの姿が、画竜点睛の趣を醸し出している。


