さわこの恋

劇場公開日:

解説

現代の若者たちの生態を背景に、一組の男女の官能的な恋愛模様を描く。脚本は「Aサインデイズ」の斎藤博が執筆。監督は「童貞物語4 ボクもスキーに連れてって」の廣木隆一。撮影は「激動の1750日」の佐々木原保志がそれぞれ担当。

1990年製作/97分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1990年11月17日

ストーリー

銀行に勤める入社8年目のOL・佐和子は、そんなごく普通の日常生活に飽き足りないものを感じていた。ある日ふとしたことでフランス料理のシェフ・由起夫と出会った佐和子は、自分を一流ホテルのオーナーのお嬢様と偽り、一夜を共にする。由起夫もまた日常生活にやり切れないものを感じており、そんな日常からの逃避を佐和子との虚構の関係に求めたのだった。佐和子には、春子と一郎という幼馴染みがいた。一郎は佐和子に想いを寄せていたが、現実的な春子と婚約していた。春子は、そんな一郎に自分の気持ちの決着をつけるように勧めるが、一郎は迷いを残しながらも、冗談めかしてごまかしてしまうのだった。佐和子は、そんな一郎の気持ちを知ってか知らずか、ますます由起夫との不思議な関係にのめり込んでいく。春子と一郎の結婚式の日、一郎はやり切れない気持ちで酒をあおり急死してしまう。傷心の佐和子は由起夫に会いに行くが、そこで由起夫の私生活を垣間見てしまうのだった。互いに現実から逃げることをやめ、ありのままの姿で向かい合う佐和子と由起夫。そして由起夫はそんな佐和子にプロポーズし、佐和子も初めて本当の微笑で由起夫に笑みを浮かべるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.0斉藤慶子ファンしか見ちゃダメ!

2022年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 さすがピンク映画で活躍していた廣木隆一。みごとに最初から斉藤慶子を脱がせてみせる。バブル期の遺産といったところか、何でもかんでも映画として売れてしまう時代だ。脚本が男であるためか、どうも男の願望がそのまま斉藤慶子をして見せてくれている。

 主役の二人以外にも彼女の幼なじみでもある一郎(田口トモロヲ)と春子(広田)の関係がある。婚約しているというのに佐和子への好きだという思いを断ち切れない。この男心はすごくよくわかる。単なる本能で恋愛を続ける佐和子たちの関係より面白いのだ。だけど、一郎が結婚式の日に酒を飲み過ぎて死んでしまうとは・・・どうしようもない話。

 最後まで見るのが苦痛。斉藤慶子が好きな人しか見ちゃダメ!というか斉藤慶子の濡れ場に興味ある人だけ!最初と最後にはモノクロになるけど、効果としては意味不明。

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kossy
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