ザ・サムライ

劇場公開日:

解説

荒木又右衛門を崇拝する、サムライ高校生の学園生活を描く。『週刊ヤングジャンプ』に連載中の春日光広の同名漫画の映画化で、脚本は「カリブ・愛のシンフォニー」の志村正浩と同作の鈴木則文の共同執筆。監督は鈴木則文、撮影は「ナナカマドの挽歌」の苧野昇がそれぞれ担当。

1986年製作/103分/日本
配給:東映
劇場公開日:1986年2月15日

ストーリー

嵐山高校・三年A組の血祭武士は、剣豪・荒木又右衛門を崇拝、日本刀に袴姿で登校する、正義感あふれる超アナクロ“サムライ高校生”である。彼には、感激すると見境いなく抱きつく奇癖、失態を犯すと、古式に乗っとりすぐ切腹しようとする難癖、レオタード姿を見ただけで鼻血を出し失神してしまうという、女体アレルギーの弱点があった。ある日、風紀委員として張りきる武士の前に、不良グループが果たし状を叩きつけて来た。不良グループの用心棒には、武士の天敵、セクシー麻矢がついている。困り果てた武士を見かねて、嵐山高のマドンナ・山口敦子以下、クラスメイトの女生徒たちの女体トレーニングが始まる。いよいよ嵐山公園での決闘の時、敦子の一計で武士は危機一髪を逃れた。綾杉女教師の英語の授業の最中、ハイヤーに乗って転校生、南藩都来がやって来た。都来は南藩航空で有名な日本有数の財閥、南藩コンツェルンの孫で、長い海外留学生活を終えて帰ってきたばかり。彼は敦子に眼を止めいいムードになる。だが、二人の間に日本刀が突き出され、都来と武士は争いになる。そんな時、武士の怪しげな武器の供給源でもあるアンティックショップを経営する母、静に再婚話が持ち上がった。猪頭組三代目、猪頭虎吉が一目惚れしたのだ。武士にとって最後の文化祭が迫ってきた。三年A組では自主映画を製作することになった。皆の意見が違うので困った挙句、シナリオを綾杉先生に依頼する。文化祭当日、武士たちは「からくり童子欲情地獄変」を上映、そこに敦子の従兄である、葛木刑事の追っている4人組の銀行強盗が紛れ込んだ。そして、武士が4人組をやっつけるのだった。

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