劇場公開日 1969年8月27日

「インテリをテーマにしたところが斬新だが・・・」男はつらいよ yanpakenさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0インテリをテーマにしたところが斬新だが・・・

2015年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

第1作はあまり笑えない。インテリと労働者との関係というか、対立というか、それが寅さん映画の本質だということがよくわかる。前田吟が若い。

前田吟は労働者代表ではなくて、どっちつかずなんですね。寅さんも労働してないから、どっちつかずです。タコ社長もプチブルだし、本当の労働者は結局、映画では正面に出てこないです。

インテリは出てきます。肩書だけです。薄っぺらいです。志村喬は肩書は似合うけど、実質、大した学者じゃなさそうだ、という役柄が似合います。やっぱり、山田洋次自身、どっちつかず感を抱いていたんじゃないでしょうか。

なぜ、そこまでインテリにこだわるんでしょうか?インテリは笑いのネタにはなりますが、それを超えた何かが「男はつらいよ」たる所以だと思いますが、それは何なんだろうか?まだ全部見てないのでよくわかっていません。

yanpaken