劇場公開日 1984年11月17日

「究極の家族コメディ」お葬式 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0究極の家族コメディ

2023年5月14日
iPhoneアプリから投稿

様々なテーマで観客を魅了した伊丹十三監督のデビュー作で、未見でしたが午前10時の映画祭で観る機会がありました。やらなきゃならないのに普段はあまり関心がない『お葬式』を巡って、周囲のアタフタ振りや親戚や会葬者のあるある的なエピソードをうまく取り入れながら、共感しやすい作品になっています。また、後の作品にも見られるマニュアル的描写やストーリーには関係ないエログロ要素が垣間見られるのが面白いです。役者では、山崎努の狼狽ぶりがおかしく、宮本信子の和服の着こなしや犬神家の一族みたいなヘアスタイルがよかったです。でも、一番の名演は、菅井きんで、最後の喪主の挨拶は、愛する家族を見送った誰もが感じる思いを代弁しているかのようでした。

シネマディクト
talismanさんのコメント
2023年5月14日

宮本信子の髪ブラッシング(ロングヘアーの人はあんな風にブラシするんだー!)とか、犬神家風ヘアスタイルにするためのヘアクリップ?(何ていうんでしたっけ?サザエさんみたいの)を頭につけてるとか、面白かったですね!

talisman