海へ See you

劇場公開日:

解説

パリ・ダカール・ラリーに命を賭けた男達の愛と戦いを描く。ジョゼ・ジョバンニの「砂の冒険者」を原案に、「時計 Adieu l'Hiver」の倉本聰が脚本を執筆。監督は「道(1986)」の蔵原惟繕、撮影は佐藤利行がそれぞれ担当。

1988年製作/174分/日本
原題:See You
配給:東宝
劇場公開日:1988年5月18日

ストーリー

パリ・ダカール・ラリーを控えて、チーム・DANKAIはスポンサーから人気スター・吉井竜一をメンバーに加えるよう指示された。リーダーの水木はそのためにはラリー車パジェロにサポート車・カミオン併走させることが絶対条件と考えた。1月1日、ラリー車はパリをスタート。DANKAIには吉井の他に高度な技術を持つ本間英次が参加し、サポートすることになった彼は今はラリーには出ず、砂漠でリタイヤした車の弔い屋をしていたが、駆り出されたのだ。ラリーには、本間の前妻ケイも今の夫で闘牛士のアントニオと共に参加した。また本間のサポート車には、日本から吉井を追って来た人気歌手の竹井夕子も乗り込んでいた。しかし、わがままな吉井とチームの仲はうまくいかず、喧嘩が起きた。本間が取りもって、なんとかレースは続けられた。やがて吉井とチームの息も合ってきて、完走。だが、不幸にもケイとアントニオの車は砂漠で事故を起こした。本間は再び弔い屋となり、砂漠にマシンの残骸で十字架を立てるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

0.5高倉健が

2021年5月23日
スマートフォンから投稿

出ててもひどい映画は存在する。盛り上がらない脚本、見せ場のないプロット、素人くさいBGM、記念撮影レベルのカメラ。製作者たちはこういうメチャクチャなフィルムを残して、これでOKとなる瞬間があったのか。若い世代が高倉健の映画って面白いのかなぁと見た最初がこういう作品に出会わないことを祈る。

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ブロディー署長

2.5石原裕次郎だったら…

2017年5月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

監督や撮影が違うからか、3時間の超大作なのに、高倉健の映画の中でも触れられる事はほとんど無い。
かく言う自分も、高倉健がフリーになってからの作品は結構見てるつもりだが、本作はこれが初見。
監督は蔵原惟繕。海外ロケを敢行し、「南極物語」の大ヒットよもう一度!を狙ったのだろうが…

世界一過酷と言われるレース“パリ・ダカール・ラリー”に挑む男たち。その戦いと、女たちとの愛、人間模様。
スケールの大きさは申し分ない。
が、どうもエンジンがかからない。その原因は、脚本の倉本聰ではなかろうか。
日本を代表する脚本家の御大だが、やはりこの人は、北の国の家族のような人間ドラマにこそ手腕が光る。
命を懸ける男たちの熱きドラマがほとんど伝わって来なかった。
次いでに、ただボリュームがあるだけで、ダラダラ長く、ドラマの面白味もあまり無い。トンズラした人気女性歌手の件なんて本当に描く必要あったのか?

高倉健もこの役にあまり合ってるとは言い難い。
こういう役や映画は、石原裕次郎が似合う。

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近大
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