見たい度推移(赤線は公開日)


太平洋戦争末期に実際にあった米軍捕虜に対する生体解剖事件を基に書かれた遠藤周作の問題作を、社会派の熊井啓が映画化。“文芸スプラッタ映画”といわれるほど、手術シーンがリアルに描かれている。輸血の代わりに食塩水を注射することがどこまで可能か、といった残酷な実験が戦争の名のもとに平然と実行されていく恐ろしさを、二人の青年医師の目を通して問いかけている。医学研究生の勝呂は、米軍捕虜の生体解剖に参加させられてひどく苦悩し、良心の呵責に苦しむ。それとは対照的に、戸田は良心の呵責にこそ苦しまないものの、人間的な感性が欠如しているのではないかと悩み、勝呂と対立する。原一男監督が監督補として参加している。




