劇場公開日 2000年1月22日

「「雨の降らないうちに、屋根の修理をせよ」」雨あがる HEALTH AND GRAVITYさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「雨の降らないうちに、屋根の修理をせよ」

2019年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

アルツハイマー病でまっ先に現れる症状に嗅覚障害がある──河出書房新社『人類の進化が病を生んだ』

アルツハイマー病の脳は穴が36個空いた屋根だと博士が言うように、そのひとつを塞いだだけでは、雨漏りは止まらない、つまり、病気の進行を止めることはできないのだ。(中略) アルツハイマー病の最も重要な原因のひとつは炎症であり、リーキーガットは全身性の炎症を起こす、最も一般的な理由のひとつ(中略) リーキーガットと炎症は、屋根に空いた修復すべき36個の穴の2個(中略) 少なくともこの2つの穴は、日本におけるアルツハイマー病治療の盲点──ソシム『アルツハイマー病 真実と終焉』

一度死んだ脳神経細胞は生き返らないのに、どうして認知症を改善することができるのか? もっともな疑問です。が、答えはきわめてシンプルです。「生き残っている脳神経細胞が、死んだものの分まで働くようになればいい」のです。──三五館『認知症はもう怖くない』

古いことわざは正しい。「雨の降らないうちに、屋根の修理をせよ」──英治出版『魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52』

雨は、いずれあがると思うのですが、屋根の修理をしておく必要がある、ということだと思います。スピンオフ的な解釈ですが。

HEALTH AND GRAVITY