劇場公開日 2007年3月17日

「演出的に良いが、設定が惜しい作品」デジャヴ tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5演出的に良いが、設定が惜しい作品

2013年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

数日前に同期してモニターに写すことのできる装置を利用し
敏腕捜査官がテロリストを追い詰めるSFアクション

見どころは対テロ捜査の緻密な描写とSFガジェットの描写である
非常にリアリティがあり面白い
主人公であるデンゼル・ワシントンの演技も素晴らしい
装置の問題を敏腕刑事の勘で補い犯人を追い詰めていく姿は本当に面白い

だがSFとしてみた時に「おや?」と思う展開が多く
後半に明らかになる事実
それによって実行される主人公の選択には疑問

演出的に非常に面白いのではあるが
それまで結構リアル路線だったのにいきなり設定が雑になり
「それはないよ」と思ってしまう

しかも「俺だったらこうするな」が視聴の邪魔をしてくる
シュタインズゲートを見たことのある人はほぼ確実に思いつくだろう

しかしながら本作品の演出は傑出しており
ラストにはまさしくデジャブが体験できる
はっとさせられるシーンも有り
非常に面白い

ネタバレすると面白くなくなるので注意

tabletap