劇場公開日 2007年4月7日

「ドモホルンリンクルを思い出すナレーション」大帝の剣 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ドモホルンリンクルを思い出すナレーション

2022年5月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

初鑑賞

2007年の作品

原作未読
原作は『陰陽師』『ぼくの孫悟空』『エヴェレスト 神々の山嶺』『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』の夢枕漠

監督は『ケイゾク』『トリック』『包帯クラブ』『くちづけ』『イニシエーション・ラブ』『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』『望み』『ファーストラヴ』の堤幸彦

脚本は劇団歴史新大陸の天沢彰
今のところ唯一の映画脚本

SF時代劇
原作からして荒唐無稽なのだからいちいちあまりかたいことをいうな

時は江戸時代三代将軍家光

地球外金属オリハルコンで作られた三種の神器「大帝の剣」「闘神の独杵鈷」「ゆだの十字架」
そのうちのひとつ大帝の剣を持つ万源九郎は残り二つを求めて旅をする

意外と楽しめた
60年代70年代のしょぼいSF時代劇を観てきたのでこの程度でも堪能できた
やっぱりなんだかんだいっても堤幸彦
そこそこ楽しめるはずだ

宇宙船そのものが地球外生物っぽい
それが敵対するランとダクシャ

子供向けの作品のためか温泉での格闘なのに杉本彩の全裸は肝心なところが見えない
見えちゃうと『花と蛇』みたいになってしまう
朝ドラに出演している上白石萌歌の入浴シーン程度で大騒ぎできる人はあの程度でも充分興奮できるだろうが

三種の神器による必殺技でウイングマンのデルタエンドを思い出した

最後は『ゲームセンターあらし』の最終回ラストのような展開

大帝の剣を持つ侍・万源九郎に阿部寛
地球外生物・ランに寄生された豊臣家の姫・舞に長谷川京子
舞の家来・佐助に宮藤官九郎
ダクシャに乗っ取られてしまう「あらら」のマタギ権三に遠藤憲一
牡丹(天草四郎)に黒木メイサ
忍者・手妻の籐次に大倉孝二
無数の人喰い虫たちを操る黒虫に六平直政
髪の毛が伸ばして攻撃する姫夜叉に杉本彩
ダクシャに乗っ取られる3人のリーダー的存在の破顔坊に竹内力
村人たちに強制労働させる御武家様の藤井寺房之進に谷口高史
前田利常に徳井優
首だけ残った村人に諏訪太朗
冒頭に登場する山賊に船木誠勝
冒頭に登場する囚われた姫に前田愛
飯屋の女に犬山イヌコ
霧の才蔵に本田博太郎
おやかた様(真田幸村)に津川雅彦
ナレーターに江守徹

エンドロールはGLAY

長谷川京子黒木メイサ杉本彩の3人に時代を感じた

野川新栄