ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦

劇場公開日:

解説

 ドイツで撮影されたドタバタ爆笑コメディ。コカコーラ社のベルリン支社長を務めるマクナマラは、本社の重役から娘のおもりを頼まれる。だが、この娘は一筋縄ではいかない厄介者だった。出世のためなら……という主人公心理は、ビリー・ワイルダーの前作「アパートの鍵貸します」にも共通する。息つく間もなくギャグが応酬される台詞まわしは、ワイルダーならでは。監督業もならしたジェームズ・ギャグニーの喜劇役者としての魅力も全開である。

1961年製作/109分/アメリカ
原題:One,Two,Three
劇場公開日:1962年3月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第19回 ゴールデングローブ賞(1962年)

ノミネート

作品賞(コメディ)  
最優秀助演女優賞 パメラ・ティフィン
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映画レビュー

5.0ビリーワイルダーの隠れた代表作

2022年6月9日
iPhoneアプリから投稿

ルビッチのニノチカは、ルビッチの元でビリーワイルダーが脚本を務めたことで有名だが、大変構成が似た形で、自分が監督になってからも作っている。それがこの作品だ。

こんなに昔のものとは思えないくらい、構成、キャラ立て、ストーリーがしっかりしている。
特に役者に頼らないストーリーの中のキャラ作りをしっかりしていたであろうことがうかがえる。(もちろん役者の力あってこそだが。だからこそ配役にはちゃんと意味がある)

ビリーワイルダーの中でも、この作品はそこまでメジャーではない、というか話題にのぼらない作品だが。
ビリーワイルダーといえば、私はこの作品を観てほしい。

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Araki
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