劇場公開日 2001年10月6日

「どこにも救いが無いのかもしれませんね。 市原隼人の涙、蒼井優の涙、...」リリイ・シュシュのすべて VANeRopさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0どこにも救いが無いのかもしれませんね。 市原隼人の涙、蒼井優の涙、...

2015年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

どこにも救いが無いのかもしれませんね。
市原隼人の涙、蒼井優の涙、忍成修吾の涙、、、。涙だらけです。深く傷つけられる不条理な事ばかり。目を覆いたくなります。
でも、凄く儚く淡い雰囲気がなんとも言えない。岩井俊二ワールドって言うのか、目が離せなかった。
こんな現実耐えられないし、あってはならないこと。苦しくて辛くて救いようのない。孤独と孤独とが、朧げに寄り添う姿に胸打たれる。個人的に蒼井優がピカイチに輝いてる作品。
無理のない演出で手持ちカメラの映像もスッと見ていられた。
人によって長いと感じるのかも、だけど見ていられた。綺麗な田園風景を背景にピアノの音色など寂しいシーン、音楽で時間はさほど気にならず見入って見れた。岩井俊二が好きだからかもだけど、人によっては顔をしかめ続けて、単に気分悪いと思っちゃうかもです。

VANeRop